ASMedia、10Gbpsに対応したUSB 3.1のデモを世界で初めて実施

　台湾ASMediaは23日(米国時間)、USBの規格化団体であるUSB-IF(Implementers Forum)が米ハワイで開催中のUSB-IF annual members meeting 2014において、10Gbpsに対応したUSB 3.1物理層のデモを世界で初めて実施した。

　2013年1月にUSB 3.0を10Gbps転送対応へと拡張する計画が発表され、同年7月にUSB 3.1として規格化された。ASMediaが実施したデモは、PCI Express接続の拡張カードの上に、10Gbps対応のUSB 3.1物理層を用いて実装し、ホストシステムとデバイス間でRAID構成のSSDの転送を行なったもの。

　USB 3.1はUSB 3.0に新たな転送モードを加える形で10Gbpsに対応した仕様となり、既存のUSB 3.0と後方互換性を持つ。10Gbps転送に対応した製品はまだ登場していないが、ASMedia CEOのChewei Lin氏はニュースリリースの中で早期の製品化に意欲を見せている。