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日立マクセル、画像解析とビッグデータを活用した肌チェックサービス

~光学ドライブ用ピックアップレンズの技術などを応用した専用レンズを使用

Memoret(ミモレ)
2013年夏 開始予定

 日立マクセル株式会社は28日、スマートフォンを利用した肌チェックサービス「Hada more(肌モア)」を2013年夏以降に開始することを発表した。

 肌モアは、同社が開発したスマートフォン用レンズ「Mimoret(ミモレ)」で肌のキメやシミを撮影し、肌映像を専門医が監修した独自アルゴリズムで解析。肌の状態に応じたアドバイスを行なうサービス。また、収集した肌情報をデータベースとし、個人ユーザーや参加企業に情報提供を行なうサービスなども検討されている。

 撮影に利用されるMimoretは、スマートフォン用カメラレンズや光学ドライブのピックアップレンズに使われる技術、さらにナノレベルの金型設計/成形/薄膜技術などを融合させて作られた「スクエアファイン・レンズ」を搭載。周辺までフラットな画像を撮影できるという。また、レンズに固有のIDを付与しており、同じレンズで撮影した画像はIDを紐付けて蓄積する。

 さらに肌のキメとシミを撮影する個別のモードを用意し、それぞれのモードで複数のLED光源を自動的に切り替える機能を持つ。LED用の電源はアルカリボタン電池を使用する。スマートフォンへの固定は専用フックを使用。

 サービスの具体的な内容は運用開始前に発表する予定としているが、まずは2013年夏にAndroid用アプリを提供予定。専門医監修の肌分析のほか、お手入れの状況、生活習慣などを基にした美容アドバイザーからのトータルアドバイスも行なわれる。そのほか、肌判定やお手入れの履歴をカレンダーに記録したり、SNSを使った情報交換なども可能となっている。

スマートフォンに固定した状態のMimoret
肌判定アプリ「Hada more」

(多和田 新也)