コダック株式会社は、ポータブルタイプの個人向けドキュメントスキャナ「ScanMate i940」を9月3日より発売する。標準価格は24,150円。対応OSはWindows XP/Vista/7、インターフェイスはUSB 2.0で、バスパワー動作も可能。

　ポータブルタイプのドキュメントスキャナとして最速のスキャン速度を実現したという製品。ACアダプタ接続時のA4スキャンは、200dpi時で白黒/グレースケールが毎分20枚、カラーが毎分15枚。300dpi時では、白黒/グレースケールが毎分18枚、カラーが毎分9枚。両面スキャンに対応。USBバスパワーでは、200dpi時に白黒/グレースケール/カラーいずれも毎分8枚となる。

　スキャン可能なサイズは216×1,524mmで、こちらもクラス最大としている。厚紙スイッチを備え、1.25mmの厚さの書類をスキャン可能。A3サイズは厚紙スイッチと自動画像結合機能を使用してサポートする。

　出力フォーマットや出力先を登録できる「スマートタッチ機能」を搭載。本体側であらかじめ設定したプリセットを選んで、ボタンを押すとスキャンが完了する。プリセットには、スキャン後のメール自動送信、PDF化、クラウド送信、ネットワークプリンタ出力などが用意されている。クラウドはEvernoteやDropboxに対応。

　最大解像度は600dpi。フィーダは最大20枚。出力形式は、TIFF、JPEG、RTF、BMP、PDF(マルチページ、サーチャブル)。名刺管理ソフトが付属する。

　本体サイズは289×107×78mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。

　Mac OS対応モデルは、2012年秋に発売予定としている。