日立GST、7mm厚の2.5インチHDD「Travelstar Z」シリーズ

「Travelstar Z」シリーズ

6月1日 発表



 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズは1日、7mm厚の2.5インチHDD「Travelstar Z」シリーズを発表した。7月より順次量産出荷を開始する。

 ディスク1枚構成で厚さ7mmとした2.5インチHDD。最大容量は320GB。従来の9.5mm厚の製品と共通のコネクタと取り付け位置で、9.5mm厚からの置き換えが可能としている。

ディスク1枚の7mm厚左からカード、7mm厚、9.5mm厚の比較

 「Travelstar Z7K320」は、7mm厚の2.5インチHDDとして初のディスク回転数7,200rpmのモデル。8月より量産出荷する。

 媒体記録再生時データ転送速度は1,334Mbps、バッファ容量は16MB。5,400rpmと比較して、約18%の性能向上があるという。消費電力は動作モード1.8W、ローパワーアイドル時0.8W。騒音はアイドル時23dB、シーク時24dB。

 「Travelstar Z5K320」は5,400rpmのモデル。量産出荷は7月。媒体記録再生時データ転送速度は994Mbps、バッファ容量は8MB。消費電力は動作モード1.5W、ローパワーアイドル時0.55W。騒音はアイドル時19dB、シーク時20dB。

 そのほかの仕様はほぼ共通で、平均シーク時間13ms、衝撃は動作時400G(2ms)、非動作時1,000G(1ms)。本体サイズは70×100×7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は95g。

 容量320GBのほか、250GB/160GBモデルを用意。さらに連続稼働モデル、オプションでデータ暗号化機能「BDE」を提供する。

 家電向けの5,400rpmモデル「CinemaStar Z5K320」も8月より量産予定。

(2010年 6月 1日)

[Reported by 山田 幸治]