パナソニック、16時間駆動の新シリーズ「Let'snote S8/N8」
~通常電圧版のCore 2 Duo P8700、12.1型ワイド液晶搭載

10月22日 発売

価格:オープンプライス



 パナソニックは、モバイルノートPC「Let'snote」の新シリーズ「Let'snote S8」、「Let'snote N8」を10月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に20万円前後(Officeあり23万円前後)、19万円前後の見込み。S8は本体色ジェットブラックも11月20日に発売する。

 これまでの12.1型「Let'snote W8」「Let'snote T8」をフルモデルチェンジした新シリーズ。Let'snote S8はDVDスーパーマルチドライブ搭載、Let'snote N8は光学ドライブ無し。個人向けのLet'snote W/Tシリーズは無くなるが、Yシリーズと同様に法人向けには継続される。

Let'snote S8Let'snote S8 ジェットブラックLet'snote N8

 ディスプレイはワイド化され、1,280×800ドット(WXGA)表示対応のLEDバックライト液晶を搭載して消費電力を低減。CPUは従来の超低電圧版から通常電圧版のCore 2 Duo P8700(2.53GHz)に変更し、性能が大幅に向上した。OSはWindows 7 Professional(XPダウングレード権含む)を搭載する。

【動画】通常電圧版CPUを搭載するLet'snote S8と、超低電圧版CPUの2009年夏モデルLet'snote W8、2006年冬のLet'snote W5の比較

 新しいリチウムイオン充電池の採用で8セル12.4Ahの大容量とし、バッテリ駆動時間は約16時間(JEITA測定法)を達成。同社は世界最長のバッテリ駆動時間としている。ディスプレイ出力はこれまでのアナログRGB(ミニD-Sub15ピン)に加えて、HDMI出力を追加した。

 通信機能としてWiMAXを標準搭載。直販のマイレッツ倶楽部モデルでは、標準でBluetoothを内蔵。さらに、S8シリーズはFOMAハイスピード対応ワイヤレスWANを追加できる。WiMAXとの同時搭載も可能。アンテナはこれまでのパームレストの左右手前から液晶上端部の天板に移動し、より高感度になったという。

 堅牢性は従来機種を踏襲し、100kgf加圧振動や、76cm動作時落下、キーボード全面防滴などの試験を実施している。このほか、クリック音を抑えた静音タイプのホイールパッドを搭載し、USBポートを左右の両側に配置するなど使い勝手を向上させた。

 光学ドライブの有無以外の仕様はほぼ共通で、Core 2 Duo P8700、メモリ2GB、HDD 250GB、Intel GM45 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)を搭載。インターフェイスはUSB 2.0×3、Type2 PCカードスロット、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、WiMAX、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、音声入出力などを備える。

 筐体も共通で、本体サイズは282.8×209.6×23.4~38.7mm(幅×奥行き×高さ)。重量はS8が約1,320g、N8が約1,265g。約8時間駆動の軽量バッテリ(オプション)搭載時は、S8が約1,160g、N8が約1,105g。

(2009年 9月 29日)

[Reported by 山田 幸治]