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iFixitで修理のしやすさ満点の「ThinkPad T14 Gen 7」、5月中旬国内発売

ThinkPad T14 Gen 7(右は新色のコズミックブルー)

 レノボ・ジャパンは4月7日、ビジネスノートPC「ThinkPad」シリーズ10モデルを発表した。本記事では、ThinkPadのDNAであるメンテナンスのしやすさを極限までに高めた「ThinkPad T14 Gen 7」を中心に紹介する。発売は5月中旬以降を予定している。

あのスタンダードモバイルノートが究極ともいえるメンテナンス性を実現

 ThinkPad Tシリーズは、ThinkPadのラインナップの中で「ThinkPad X」シリーズと並ぶ、息の長いスタンダードなモバイルノート。Xは携帯性重視、Tは性能やインターフェイス重視のモデルとして知られている。今回、その中でメンテナンス性を極限まで追求したといえるThinkPad T14 Gen 7というモデルを開発/投入する。

 ThinkPad T14 Gen 7シリーズを設計するにあたって、分解や修理を専門とするメディア「iFixit」とコラボ。バッテリをはじめ、キーボード、ファン、メモリ、SSD、そしてUSB Type-Cポートに至るまで、ほとんどの消耗部品をユーザー自身が交換できる「CRU」とし、分解方法も簡易化するなどして、修理のしやすさの指標である「リペアビリティのスコア」において初めて10点満点中10点を獲得した。

 修理のための分解のしやすさの工夫としては、以下が挙げられる。

  • ネジを外すと自動的に浮いて隙間ができるボトムカバー
  • 工具不要で交換できるバッテリ
  • メモリの高速性(7,467MT/s)を実現しつつ交換可能とした「LPCAMM2」の採用(Intel)
  • 基板を交換することなく、コネクタ部分だけを交換できるUSB Type-Cポート

 同社は、メモリやSSDといった部材が高騰する中、局所的な故障で基板ごと交換するのは余分なコスト増の原因となりうるが、上記のように交換可能な部品を増やすことでこうしたリスクを抑えられるとメリットを挙げている。

LPCAMM2の採用
LPCAMM2モジュール
メンテナンスしやすい構造
ネジを緩めると隙間ができるボトムカバー
ネジなしで取り外し可能なバッテリ
バッテリコネクタ付近のラッチを手前に引っ張ると取り外し可能
交換可能なUSBポート。セルフ診断でUSB Type-Cポートの正常性をチェック可能で、不要なパーツ交換を省ける
着脱可能なUSB Type-Cポートの構造
Spot Cooling冷却技術により、キーボード面の温度を低減
冷却ファン部。Spot Coolingの吹き出し口が見える
ThinkPad T14 Gen 7底面および交換可能なパーツ

 このほか、CPUファンの排気の一部が直接電源/CPU部の上を通る「Spot Cooling」冷却技術により、キーボード面の温度を低減。キーボード打鍵時にノイズや衝撃を低減した新設計のキーボードを採用。さらに、「ThinkPad X1」および「ThinkPad X13」シリーズに続いて、ワンハンドオープン機構を実装した。

 CPUは、Core Ultraシリーズ3、Ryzen AI PRO 400、Ryzen PRO 200が選択可能で、Ryzen PRO 200を除いてCopilot+ PCに対応する。また、Core Ultraシリーズ3選択時は、コズミックブルーという新色も選択可能となった。重量は約1.27kg。

3年前のX1 Carbonより軽いThinkPad T14s Gen 7なども

 このほか、メモリ交換は非対応だが、前世代から重量が170g軽くなり、最軽量構成時で約1.07kgを実現した14型モバイルノート「ThinkPad T14s Gen 7」も同時発売する。

ThinkPad T14s Gen 7

 ThinkPad T14s Gen 7では従来モデルと比較して、USB Type-Cポートが2基から3基と増えたのが特徴となっており(代わりにType-Aが1基削減)、本体右側にもついたことで、ユーザーのさまざまな充電/拡張ドック環境に対応。また、冷却機構も刷新し、表面温度を低減しながらより高性能が発揮できるようになった。

 CPUはCore Ultraシリーズ3、Ryzen AI PRO 400、Snapdragon X2から選択可能で、Core Ultraシリーズ3選択時は、新色コズミックブルーも選べる。

 さらに、以下の製品も5月中旬以降に発売する。いずれもCopilot+ PCに対応し(対応CPU選択時)、5G/4G LTE通信モジュールが選べる。また、最大5年間のデータ通信容量制限なしモバイル通信プラン「ConnectIN」を付帯することも可能で、新たに国際ローミングオプションも用意する。

  • ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2: 2in1で初のCopilot+ PC対応モデル
  • ThinkPad T16 Gen 5: 16型ながら5G/4G LTEも選択可能
  • ThinkPad X13 Gen 7: 約936gの13.3型モバイルノート
  • ThinkPad X13 Detachable Gen 1: Core Ultraシリーズ3搭載の着脱式2in1
  • ThinkPad L14 Gen 7: Core Ultraシリーズ3/Ryzen AI PRO 400搭載14型
  • ThinkPad L16 Gen 3: Core Ultraシリーズ3/Ryzen AI PRO 400搭載16型。テンキー搭載
ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2
ThinkPad T16 Gen 5
ThinkPad X13 Gen 7
ThinkPad X13 Detachable Gen 1
ThinkPad L14 Gen 7
ThinkPad L16 Gen 3