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アナ雪の雪だるま「オラフ」が現実に。見た目や動きを再現し、対話も可能なロボット

オラフのロボット

 Walt Disney Imagineeringは11月24日、「アナと雪の女王」に登場する雪だるまのキャラクター「オラフ」のロボットを発表した。Disneyland ParisのWorld of Frozen内で近く登場するほか、Hong Kong Disneyland ResortのWorld of Frozen内でも期間限定で見ることができる予定。

 今回同社が発表したオラフのロボットは、オリジナルの映画を担当したアニメーターと密に連携しながら開発。見た目から動き方など細かな部分まで忠実に再現したほか、訪れたゲストと会話をしながら対話することもできる。

 開発に際しては、動き方のAI学習に強化学習の手法を活用。アニメーションフィギュアによるシミュレーションを通じて歩き方を学ばせられるとともに、1万時間に相当する学習を数日で終えられたという。これにより、開発スピードを従来の数年間から数カ月間にまで短縮できたとしている。

 同社では発表にあわせて、開発の裏側などを紹介する動画を公開しており、実際にオラフが動いたり、人と対話する様子も見ることができる。加えて、AIを利用した内部ツール「J.A.R.V.I.S.」や、NVIDIAやEpic Gamesと協業し、Unreal Engine 5を活用して制作したアトラクション「Millennium Falcon: Smugglers Run」なども紹介。NVIDIA CEO ジェンスン・フアン氏へのインタビューなども収められている。

NEW Robotic Olaf Revealed! Inside Disney Imagineering R&D | We Call It Imagineering