“Eliteを除いたら”こうなった。「Snapdragon 8 Gen 5」発表

　Qualcommは11月26日(中国時間)、プレミアムスマートフォン向けのSoC「Snapdragon 8 Gen 5」を発表した。

　Snapdragon 8 Gen 5は、すでに発表されたフラグシップモデルの「Snapdragon 8 Elite Gen 5」の下位に位置づけられるSoC。独自のOryonコアのCPUを継承するほか、高性能ゲーミングや新しいAI体験、フラグシップ級の写真/動画性能を併せ持つ。CPU最大クロックなどが抑えられているのが主な違いとなるようだ。

　CPUコアは最大3.8GHz/4MBのL2キャッシュを持つ2基のプライムコアと、最大3.32GHz/12MBのL2キャッシュを持つ6基のパフォーマンスコアで構成される。このほか、Adreno GPU、Hexagon NPU、Sensing Hubなどを備える。旧世代の「Snapdragon 8 Gen 3」と比較してCPU性能は36%、GPU性能は11%、NPU性能は46%向上するという。

　通信面では、Snapdragon X80 5G Modemを内蔵し、5GHzのミリ波、サブ6GHzなどに対応。ダウンリンク速度は最大10Gbps、アップリンク速度は最大3.5GHz。このほか、最大5.8GbpsのWi-Fi 7、Bluetooth 6.0、UWBなどをサポートする。

　メモリはLPDDR5x-4800、最大容量は24GBをサポート。ストレージUFS 4.0、ディスプレイは4K+/120HzまたはQHD+/240Hzに対応。また、USB 3.2 Gen 2 Type-Cをサポートする。