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ソニー、Xperiaの不具合を謝罪。再発防止策と品質改善を講じる

  • 中村 真司

2025年8月28日 12:28

Xperia 1 VII

　ソニーは、Xperia 1 VIIで発生した不具合などについて、再発防止策や品質管理体制の強化を行なうと発表した。

　Xperia 1 VIIは、6月に発売されたAndroidスマホで、使用時に電源が落ちる、再起動してしまう、電源が入らないといった不具合が一部で発生。出荷および販売停止となっていたが、8月27日より順次販売再開された。

　ソニーはXperia 1 VIIの問題について、基板の製造工程で温度や湿度の影響を受けたことにより、基板に不具合が生じたことが原因とする。この問題を解消するために、基板製造時の管理基準を見直し、温度・湿度の影響を適切に制御する工程を追加。安定した品質を確保できるようにしたという。

　また、Xperia 1 VIIだけでなく、Xperia全体の品質を上げるべく、リスク検証・評価を強化する新たな管理体制を構築。この管理体制は、Xperia 1 VIIの交換用製品や現在製造している製品でもすでに運用されているとのことだ。

　ソニーは今回の事態を重く見て、以下のように述べている。

今回の不具合に対して、お客様から多くの厳しいご意見をいただきました。私たちはその一つひとつを真摯に受け止め、再びお客様の信頼を得られる製品をお届けできるよう、全力で取り組んでまいります。

Xperiaは「好きを極めたい人々に、想像を超えたエクスペリエンスを」というビジョンのもと、お客様の信頼に応え続けるブランドでありたいと考えています。

　なお、7月4日までにXperia 1 VIIを購入した一部のユーザーには、無償交換で対応している。