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Pixel 6aにバッテリ過熱の可能性。更新配布と無料交換対応へ
2025年7月3日 18:00
Googleは7月2日、同社製スマートフォン「Pixel 6a」の一部に、ユーザーに危険を及ぼすおそれがあるバッテリ過熱のリスクがあるとし、これに対処するためのソフトウェアアップデートの提供、およびバッテリ交換プログラムの開始を発表した。
7月8日よりすべてのPixel 6aデバイスに、Android 16の必須ソフトウェアアップデートが自動配信される。このアップデートを適用すると、充電サイクルが400回に達した後に、バッテリ容量と充電性能を意図的に低下させる重要なバッテリ管理機能が有効になる。
Pixel 6aはほかのスマートフォンと同様にリチウムイオンバッテリを採用しているが、使用するにつれ劣化し、性能や容量、駆動時間の低下が見られる。アップデートを適用すると、バッテリ過熱のリスクを軽減するため、上記の管理機能が有効になる。
充電サイクルが400回に満たない場合は有効にならない。また、充電サイクルが375回になると、影響を受けるデバイスにおいてリマインダー通知が届く。なお、すべてのPixel 6aが影響を受けるわけではなく、対象かどうかは登録ページで確認可能となっている。
対象のデバイスである場合、バッテリ無料交換の対象になる可能性があるとしており、7月21日より日本国内で、持ち込み修理センターでバッテリ交換を受けることができる。バッテリが在庫切れの場合、現金、もしくはPixel購入に利用できるGoogleハードウェア割引コードなどが提供される見込みもあるとしている。