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Microsoft、テキストから動画を生成する「Bing Video Creator」を無料提供
2025年6月4日 13:21
Microsoftは6月2日(米国時間)、テキストから短い動画を自動生成できる新サービス「Bing Video Creator」を全ユーザー向けに無料で提供開始した。既にBingモバイルアプリで提供を開始し、今後はデスクトップ版およびCopilot Searchでも展開される予定。
この機能はOpenAIの「Sora」をベースとしている。Bing Video Creatorの使用方法だが、Bingモバイルアプリの右下のメニューから「Video Creator」を選ぶか、検索バーに「~のビデオを作成」と入力する。すると入力に基づいて5秒のショート動画が生成される。プロンプトには具体的な状況や動作、スタイルなどを詳細に記述することで、より理想的な結果が得られるとしている。
初期は縦長(9:16)フォーマットに対応し、今後は横長(16:9)も追加。また、最大3本まで生成をキューに登録可能。生成が完了すると通知が届き、動画はダウンロードやURLでのSNS共有ができる。作品は最大90日間保存されるため、プロンプトのダウンロードや共有、改良するのに十分な時間が得られるという。
生成速度は「高速」と「標準」の2種類で、選択が可能。当初は10回分の高速生成権が付与される。それを使い切った場合に高速生成を使いたい場合は、1作品につき100 Microsoft Rewardsポイント(Bing検索などで貯まる)を利用する。
なお、有害もしくは安全ではないビデオの生成を防ぐため、Soraに実装された保護機能に加え、追加の保護も組み込んだという。加えて、C2PA準拠のコンテンツクレデンシャルを付加し、コンテンツの資格情報と来歴が判別できるようになっている。