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ペイントとメモ帳をもっと便利にする生成AIの新機能。Windows 11 Insider向けに展開

プロンプト入力でカスタムステッカーが作れる「Sticker Generator」

 Microsoftは22日(米国時間)、Windowsの11標準ツール「ペイント」と「メモ帳」、「Snipping Tool」の新バージョンをInsiderのCanaryおよびDevチャネル向けに配信した。

 ペイントのバージョン11.2504.451.0で追加した主な新機能は2つで、プロンプトの入力でカスタムステッカーが作れる「Sticker Generator」と、キャンバス上の特定の要素を選択するとそのオブジェクトを強調表示する「Object select」だ。いずれもCopilot PC+準拠のPCで使える。

選択した要素を強調表示するObject Select

 メモ帳の11.2504.46.0には、生成AIによるテキスト作成機能を追加した。プロンプトを入力してテキストの新規生成と既存テキストの変更/追記が行なえる。メモ帳でテキスト生成機能を利用すると、Microsoft 365のAIクレジットを消費する。

メモ帳は文章の生成に対応

 Snipping Toolの11.2504.38.0では、静止画キャプチャしたいコンテンツに応じて自動的に選択範囲を調整する「Perfect Screenshot」と、画面上の任意の位置から色を抽出するカラーピッカーを新搭載した。HEX/RGB/HSLの値が確認できる。

スクショ範囲を動的に調整する「Perfect Screenshot」
カラーピッカーではHEX/RGB/HSLの値を確認できる