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富士通、国内初のRealSense搭載23型液晶一体型PCなど秋冬モデル
(2014/10/9 11:00)
富士通株式会社は9日、国内初となるIntel RealSenseカメラ内蔵23型一体型PCなど、2014年秋冬PCを発表。10月17日より順次発売する。価格は全てオープンプライス。
2014年の秋冬モデルは、液晶一体型PC「WH」シリーズのデザイン変更のほか、一部モデルで日本マイクロソフトより発表された「Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービス」への切り替えが行なわれる。
「LIFEBOOK AH90/P」、「LIFEBOOK SH90/M」、「LIFEBOOK CH75/R」、「LIFEBOOK TH90/P」、「LIFEBOOK UH55/M」、「ESPRIMO FH78/RD」は継続で、引き続きOffice Home and Business 2013を搭載する。
ESPRIMO WH
23型液晶一体型PCの「ESPRIMO WH77/S」および「ESPRIMO WH53/S」は、11月21日発売。店頭予想価格は前者が22万円前後、後者が19万円前後の見込み。
WHシリーズの従来モデルである「WH77/M」は、21.5型液晶を搭載していたが、左右の額縁を35.45mmから20.5mmへ狭くしたことで、本体幅は546mmから551.2mmへわずか5.2mmの拡大ながら、液晶サイズを21.5型から23型へ大型化した。
また、WH77/Mで改良したヒンジ構造もさらに見直され、前モデルでは軽快性と回転性を混在させた4個のバネを利用していたが、新モデルのWH77/SおよびWH53/Sでは軽快性をサポートする2個のバネと、回転性をサポートする4個のバネという、機能の異なる合計6個のバネを採用したヒンジへ変更。これにより操作性と安定性を高めた。
また、新ヒンジの採用により可動域が拡がったことで、液晶を立てた“ベーシック”スタイル、ある程度の角度を付けた“タッチ”スタイルに加えて、より水平に近づける“ペン”スタイルという3つ目のスタイルを提案。新ヒンジや新筐体設計により、ペン操作時の安定性も高めている。さらに、ペンスタイルまで傾けた際には、画面表示も“ペーパーモード”と呼ばれる色合いへ自動的に変化する。
付属のペンは静電容量式タッチパネルを利用したスタイラスペンとなるが、タッチとペンを併用するモードのほかに、ペンのみが反応することでパームリダクションが可能な専用モードも用意。ペン向けアプリも多数プリインストールする。
このほか、上位モデルのWH77/Sには、国内で初めてIntelの「RealSense」対応カメラを内蔵。プリインストールされるのはチュートリアルアプリのみとなるが、今後、Intelから提供される対応アプリケーションをダウンロードして活用していくことができる。
上位モデルのWH77/Sの主な仕様は、CPUにCore i7-4712MQ(2.3GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 2TB、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット表示/タッチ対応23型液晶、Windows 8.1 Update、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスを搭載。
インターフェイスは、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、Gigabit Ethernet、SDカードスロット、約200万画素Webカメラ、USB 3.0×4、USB 2.0、ステレオマイク、音声入出力、NFCを備える。
下位モデルのWH53/Sは、CPUがCore i3-4100M(2.5GHz、同)、メモリが4GB、HDDが1TB、Webカメラが約92万画素、マイクがモノラル対応、NFCが非搭載となる。そのほかは共通。
本体サイズも同じで、564×229~352×167~385mm(幅×奥行き×高さ)。重量はWH77/Sが約9.9kg、WH53/Sが約9.7kg。
本体色はWH77/Sがブラックのみ、WH53/Sはブラックとホワイトの2色展開。
ESPRIMO FH52/S
21.5型液晶一体型の「ESPRIMO FH52/S」は、10月17日発売。店頭予想価格は15万円強の見込み。
従来モデル「FH52/R」からの主な変更点は、搭載Officeを、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスへ変更した点。このほか、カードリーダがSDカード専用へ変更された。そのほかの仕様は従来と同じ。
LIFEBOOK AHシリーズ
15.6型スタンダードノートPCの「LIFEBOOK AH」シリーズは、「AH77/S」、「AH53/S」、「AH42/S」の3モデルをリニューアル。発売はAH77/SとAH53/Sがが11月21日、AH42/Sが10月17日。店頭予想価格はそれぞれ21万円強、18万円強、13万円前後の見込み。
従来の“/R”モデルからの変更点は3モデルとも、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスへ切り替えた点。そのほか、AH53/SのCPUをCore i7-4712MQ、HDDを1TBへ変更。AH77/SとAH42/Sのハードウェア仕様は、それぞれの“/R”モデルと同じ。
【10月20日記事修正】「LIFEBOOK AH77/S」の店頭予想価格がメーカーにより修正されましたので、当該部分の記載を改めました