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島根富士通、ノートPCの組み立て教室に28組が参加
~女性向けPC「Floral Kiss」の組み立てに初挑戦!
(2013/8/5 12:24)
富士通株式会社および株式会社島根富士通は8月3日、「富士通パソコン組み立て教室 ノートパソコンを組み立てよう!」を、島根県出雲市にある島根富士通で開催した。
島根富士通は、同社ノートPCの国内生産拠点。工場のノウハウを活かして、毎年夏に、小学校5年生~中学校3年生を対象に組み立て教室を開催しており、今年で8回目の開催となる。
今回の組み立て教室には28組の親子が参加。島根県内からの参加者が18組、東京都や山口県などの県外からも10組が参加した。内訳は小学生が14人、中学生が14人。男の子が17人、女の子が11人。
8組の親子が、女性向けノートPCとして人気が高い「Floral Kiss」(LIFEBOOK WC1/J)を組み立て、20組の親子が15.6型ノートPCの「LIFEBOOK WA2/K」を組み立てた。なお、Floral Kissは女の子だけの募集となった。
カラーは参加者が自由に選べようになっており、Floral Kissでは、フェミニンピンクが3人、ラグジュアリーブラウンが3人、エレガントホワイトが2人とほぼ均等。LIFEBOOK WA2/Kはガーネットレッド、シャイニーブラックが6人ずつ、アクアブルーが5人と集中。アーバンホワイトが2人、ダークブラウンが1人となった。
参加費用は、LIFEBOOK WA2/Kが99,800円、LIFEBOOK WC1/Jが115,000円となっている。
島根富士通の宇佐美隆一社長は、「今日は、全員の組み立てが完了するまで社員がサポートする。頑張って組み立ててほしい」と参加者に呼びかけた。
執事と巫女が作業をサポート?
午後1時10分から組み立て作業を開始。作業はLIFEBOOK WA2/Kと、LIFEBOOK WC1/Jに教室を分けて行ない、執事と巫女に扮した島根富士通の社員が先生役となって進行。1組に1人ずつの社員がついて組み立てをサポートした。
Floral Kiss「LIFEBOOK WC1/J」は、通常の生産工程では、90点の部品、37本のネジを使用するが、組み立て教室では18点の部品、31本のネジを使用して組み立てた。また、「LIFEBOOK WA2/K」は、実際には88点の部品、39本のネジを使用しているが組み立て教室では、11点の部品と25本のネジを使用。いずれも生産ラインでは12~13分で組み立てるPCを、約1時間30分をかけて組み立てることになった。
宇佐美社長は、「2012年は初めてUltrabookの組み立てを行なったが、その経験を活かして、今年はFloral Kissに挑戦した。ただ、ターゲット層が絞られる製品だけに、スタンダードPCと組み合わせた形で募集を行ない、初めて2つの教室に分散して実施することになった。Floral Kissは母親と娘が楽しみながら組み立てるシーンもみられていた。また、社員たちが自由な発想で、親子で楽しんでもらうイベントを考えており、毎年イベント内容がグレードアップしている」などと述べた。
一方、Floral Kissの商品企画を担当した富士通ユビキタスビジネス戦略本部パーソナルプロダクト統括部第三プロダクト部の鬼澤美穂氏が、Floral Kissの組み立て教室に特別参加。参加者に向けてFloral Kissの開発コンセプトについて説明。「女性や女の子が、持っているだけでうれしくなったり、使っていて楽しいと思ってもらえるPCとして企画したのがFloral Kiss。女性はいい意味で欲張りであり、その夢をかなえるために細部までこだわった」と語ったほか、「みなさん、上手に組み立てているのに驚いた」とスムーズな作業に関心していた。
電子スタンプラリーで工場を見学
今回の組み立て教室では、ノートPCを実際に組み立てる「ものづくり体験」のほか、工場内をまわりながら、生産ラインで使用しているロボットやツール、設備などを活用したイベント体験型のスタンプラリーも行なった。
スタンプラリーでは、タブレット端末とRFIDのリーダを持って、各コーナーを周り、RFIDでスタンプを押す「電子スタンプラリー」を実施。これは同社が今年から導入した部品のピッキング工程で利用しているツールを活用したもので、そのほかにも社員のアイデアを活かした各種イベントが用意された。
なお、8月10日には、デスクトップの国内生産拠点である富士通アイソテックにおいて、「富士通パソコン組み立て教室の概要 デスクトップパソコンを組み立てよう!」が行なわれる。
Floral Kissを中心に、島根富士通の組み立て教室の様子を写真で見てみよう。