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パナソニック/三洋電機、PC用リチウムイオンバッテリに関する米独禁法違反で罰金

~自動車部品関連の罰金と合わせて5,650万ドル強の支払いで合意

7月18日(現地時間) 発表

 パナソニック株式会社と三洋電機株式会社は、米司法省との間で独占禁止法違反に関する罰金の支払いで合意したことを発表した。パナソニックによる自動車関連部品、三洋電機によるPC用リチウムイオン電池に関するもので、計56,531,000ドル(約57億円)を支払う。

 ノートPC用の円筒形リチウムイオン電池に関する違反は、カリフォルニア州北部地区の連邦地方裁判所に申し立てがあったもので、2007年4月から2008年9月ごろにかけて三洋電機と韓国LG Chem(LG化学)と共謀し価格を操作。合意した価格による販売を行なったとされている。この違反に対し、三洋電機は10,731,000ドル(約11億円)、LG Chemは1,056,000ドル(約1億円)の罰金の支払いに応じた。

 また、パナソニックでは、ミシガン州東部地区の連邦地方裁判所に申し立てのあった、自動車部品の入札や価格操作に関する3件の申し立てに対しても、罰金の支払いで合意。45,800,000ドル(約46億円)を支払う。

 パナソニックでは、会長、社長含む一部取締役/役員が2013年4月度報酬から10~20%を自主返納。今回の罰金の支払いによる2014年3月期の連結業績予想への重要な影響はないとしている。

(多和田 新也)