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Intel、次世代Thunderboltコントローラでレーン当たり転送速度を2倍へ

4月8日(現地時間) 発売

 米Intelは8日(現地時間)、米ラスベガスで開催中のNAB(National Association of Broadcasters) 2013において、Thunderboltコントローラの新製品を発表。併せて、その次の世代のコントローラでレーン当たり帯域幅を2倍とする方針を明らかにした。

 発表された新コントローラは「Redwood Ridge」の開発コードネームを持つ、4チャネル/2ポートの「DSL4510」と2チャネル/1ポートの「DSL4410」。従来のDSL3000シリーズと比較して、新たにDisplayPort 1.2をサポート。電力管理を進化させたほか、チップサイズとコストの削減を行なった。同コントローラは第4世代Coreシリーズを用いたシステムが今四半期に登場することを睨んでリリースされたもの。

 また、その次の世代のコントローラとなる「Falcon Ridge」(開発コードネーム)についても情報を公開。

 現在のThunderbolt規格は、レーン当たり10Gbpsの双方向チャネルを2組持つ構成となっているが、Falcon Ridgeではレーン当たり20Gbpsの双方向チャネル1組へ変更する。後方互換性を持ち、既存のケーブルを使用可能とする。NABでの公開ということもあり、1つのレーンで4K解像度の映像データとディスプレイの信号を同時に伝送するという用途を提示している。

 Falcon Ridgeは2013末までに初期製品を開発し、2014年に製品化を予定している。

Intelの次世代Thunderboltコントローラ「Falcon Ridge」の情報。現在の10Gbps×2方向×2チャネルから、レーン当たり20Gbps×2方向×1チャネルの構成へ変化する

(多和田 新也)