エプソンは、本体サイズが小さなミニPC「Endeavor ST150E」の受注を開始した。
オフィス用途を中心にした製品で、液晶ディスプレイと一体化できるなど、省スペース性を重視している。
前モデルのST125EがCore 2系だったのに対し、CPUがCore i系に強化された。基本構成は、Celeron P4600(2.0GHz、ビデオ機能内蔵)、Intel HM55 Expressチップセット、1GBメモリ、160GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Home Premium(32bit)などで、直販価格64,890円。インターフェイスはDVI-Dコネクタ、USB 2.0×6、Gigabit Ethernet、PS/2コネクタ×1など。オフィス用途を想定して、TPM v1.2準拠のセキュリティチップを搭載する。
BTOの選択肢は、CPUがCore i3/i5をはじめCore i7-640M(2.8GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリは最大8GB(4GB×2)、HDDが最大640GBまで用意される。ストレージはSSDも選択でき、64GBと160GBが用意される。
本体サイズは、195×185×75mm(幅×奥行き×高さ)を維持した。筐体は、構造がシンプルとなり、約2.2kgから約1.8kgへ軽量化された。カバーも上下両開きから、L形に変更され、2つあったセキュリティロックスロットが1カ所に統合されて使いやすくなっている。横置き時の耐荷重も5.5kgから7kgへと強化された。電源はACアダプタ(90W)。
OSは、同額でWindows 7 Home Premium(64bit)に変更できる。また、10,500円の増額でWindows 7 Professionalの32bitまたは64bitに変更できる。
ST125と同様に、別売の一体型スタンドを利用して液晶ディスプレイに固定できる。組み合わせできるディスプレイは、17形/19形/19形ワイドの3種類が用意される。本体サイズが変更されていないため、一体型スタンドはST125E用と共通である。
前モデルではスロットインタイプのみだった光学ドライブは、トレータイプとスロットインタイプが選択できる。トレータイプ選択時は、スロットインタイプに特有の縦置き時の方向制限がなくなり、左右どちらを上にしても置ける。また、光学ドライブレスやDVD-ROMドライブも選択肢として用意される。
(2010年 10月 26日)
[Reported by 伊達 浩二]