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キオクシア、122.88TBの大容量SSDを開発。生成AI向け
2025年3月14日 15:30
キオクシアは、容量122.88TBの生成AIシステム向けSSD「KIOXIA LC9」シリーズを発表した。第8世代BiCS FLASHの2Tbit QLCダイを使用した同社初のNVMe SSDで、フォームファクタは2.5インチとなる。
KIOXIA LC9シリーズは、大容量で高速なストレージソリューションが求められる生成AIシステム用途向けに開発されたエンタープライズSSD。インターフェイスはPCIe 5.0で、デュアルポートに対応しており、耐障害性の高いシステムに組み込めるほか、複数のデータ処理システムへの接続も行なえる。耐久性は0.3 DWPDとなっている。
また、今回のKIOXIA LC9シリーズとソフトウェア「KIOXIA AiSAQ」と組み合わせることで、高度な生成AIシステムの構築も可能だという。KIOXIA AiSAQは、DRAMの代わりにSSDにベクトルデータを保存し、RAG(Retrieval Augmented Generation)を使った推論の回答精度やデータベース拡張性の向上を実現する技術で、同社が1月にオープンソースで公開している。
なお3月からは、各種展示会などでKIOXIA LC9シリーズの試作品の参考展示も行なわれるという。