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変わるべき時が来た。G TUNE刷新のマウス、GeForce RTX 5080/新ケース搭載PCを投入

 マウスコンピューターは1月31日、ゲーミングブランド「G TUNE」のリブランドおよび、GeForce RTX 5080搭載ゲーミングPCなどの新製品を発表した。本稿では、同日に開催された発表会の内容をお届けする。製品の仕様については既報を参照されたい。

 発表会では、同社 代表取締役社長の軣秀樹氏が登壇し、G TUNEのリブランドについて説明した。

新ロゴ
株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長 軣秀樹氏

 G TUNEは2024年1月28日に20周年となり、今回21周年を迎えてコンセプトやブランドロゴなどの刷新を行なった。新ロゴは、従来のシャープなフォルムを踏襲しながらも、高性能モデルにふさわしい「力強さ」と「品格」を融合したといい、右上がりのカットはさらなる成長と上昇を象徴している。

 新ロゴはG TUNEらしさを核に、誰もがプロフェッショナルになれる時代にあわせて進化し続けるブランドの姿を表現したという。ロゴデザインは、赤と黒を基調としたバリエーションを含み、今後キーボードやマウスなどの周辺機器やノベルティにも展開される。

 同社はタグラインも、従来の「すべてはゲーマーのために」から、「ゲーミングシーンを共に、前に。」へと刷新している。

旧ロゴ
新ロゴ

 G TUNEは2004年の発足以来、MASTERPIECEやNEXTGEARシリーズをはじめ、2012年にはロボットチックなPCを投入、2017年にはスリム型モデル、近年ではゲーミングノートや白色モデルを発表するなど、ユーザーのニーズに応じた製品開発を続けてきた。

 同社のゲーミングPC出荷台数は2015年以降伸びており、特に2024年は前年比約130%の成長を予定している。

 ゲーミング市場はこの20年で大きく変化した。高速インターネットの普及などにより、PCゲームが個人から複数人への対戦型へと進化し、Eスポーツの確立とともに市場規模も拡大。近年では動画配信プラットフォームの発展により、プロゲーマーや実況配信者の活躍が目立つようになった。

 同社はこの流れの中で、ゲーミング市場のさらなる進化に対応し続けることが重要であるとし、ゲーミングシーンの拡大により新たなニーズも生まれてきた中で、G TUNEも変わるべき時が来たと考え、ブランドのリニューアルに至ったという。

 同社は、G TUNEブランドのリニューアルに伴い、「最新のゲーミング体験を実現するスペック」、「プロフェッショナルに応えるハードウェア」、「ゲームを愛するすべての人を応援する」の3つのミッションを掲げた。

 すべてのプロフェッショナルを応援するという理念のもと、ゲーミング市場を盛り上げ、今後も多種多様な需要に応えた製品を提供していく方針だという。

3つのミッション

 発表会ではこのほか、G TUNEリブランドに対する挨拶として、NVIDIA 日本代表兼米国本社副社長の大崎真孝氏や、DetonatioN 代表取締役社長の梅崎伸幸氏、XENOZ 代表取締役社長の友利洋一氏、CELLORB 代表取締役社長の鈴木文雄氏が登壇した。

左から、株式会社CELLORB 代表取締役社長 鈴木文雄氏、株式会社XENOZ 代表取締役社長 友利洋一氏、株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長 軣秀樹氏、NVIDIA 日本代表兼米国本社副社長 大崎真孝氏、株式会社DetonatioN 代表取締役社長 梅崎伸幸氏

ケースを刷新したGeForce RTX 5080搭載ゲーミングPCも発売

新ケース採用のGeForce RTX 5080搭載ゲーミングPC

 同社はブランド刷新にあわせて、フラグシップのデスクトップPCシリーズにおけるケースデザインも変更した。新筐体には、アルミ素材を使用した直線的なスリットデザインと、ブランドカラーである赤のLEDライティングを採用する。LEDライティングは、電源を入れると内部パーツを徐々に照らし出すように起動し、高揚感を演出する。

 冷却性能は、フロントのエアフローも考慮したスリットデザインに加え、最大で7個の空冷ファンと最大2基の360mmラジエーターが搭載可能。電源ユニットも専用シュラウド内に設置し、独立したエアフロ―で冷却する構造になっており、快適な長時間プレイを可能とするという。

 ガラスサイドパネルは工具不要で取り外しでき、ボトム/トップ/サイドの通気口には取り外しや水洗いが可能なダストフィルターを装備する。

 このほか、大型ビデオカードを支えるサポートバー、上面前方にスライドカバー付きのインターフェイス部、引き出し式のヘッドフォンホルダー、光学ドライブなどを備えている。

直線的なスリットデザイン
ケース内部
インターフェイス部
ヘッドフォンホルダー
光学ドライブ
利用イメージ

 同社は、新ケースを採用したGeForce RTX 5080搭載のゲーミングPCとして、CPUにCore Ultra 7 265Kを備えた「G TUNE FZ-I7G80」、Core Ultra 9 285Kを備えた「G TUNE FZ-I9G80」、Ryzen 7 9800X3Dを備えた「G TUNE FG-A7G80」を展開する。価格は順に、56万9,800円、59万9,800円、56万9,800円。

 発売記念として、ロジクールのゲーミングデバイスや同社のディスプレイをセットにしたゲーミングセットモデルも、合計100セット限定で特価販売する。

発売記念にゲーミングセットモデルも特価で販売する