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ShutterstockやGetty Imagesで生成AIサービス。いずれもNVIDIAの技術採用

Shutterstockの3Dモデル生成例

 画像素材を提供する大手ShutterstockおよびGetty Imagesがそれぞれ米国時間の7月30日と29日に、生成AIを使ったサービスを開始した。両社ともNVIDIAのマルチモーダル生成AIアーキテクチャ「Edify」を採用している。

 Shutterstockが発表したのは商用3Dモデルを生成する生成AIで、現在企業向けに早期アクセスを提供している。1つのアセットのプレビューを10秒で生成でき、それが気に入った場合にコンクリートや木材、革といった物理ベースのレンダリングマテリアルを備えた3Dアセットに変換できる。

 また、ユーザーはオブジェクトの周囲環境に関して、テキストもしくは画像を記述するだけで、16K解像度のHDRパノラマ画像を得ることができる。

Getty Imagesの画像生成

 一方Getty Imagesが提供するのは2D画像だが、4枚の画像を約6秒という業界最速の速度で生成可能。NVIDIA Edifyにより、出力速度と品質の大幅向上、ユーザープロンプトとの整合性の向上、より長いプロンプトへの対応、4Kアップスケーリングの強化などを実現した。

 さらに、企業独自のデータを使用した調整機能や、レンズのタイプおよび被写界深度の調整機能なども提供される。