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3DMark、Time Spyの後継GPUベンチマーク「Steel Nomad」が公開

Steel Nomad

 UL Solutionsは21日、クロスプラットフォームGPUベンチマーク「Steel Nomad」および「Steel Nomad Light」をリリースした。2023年12月に導入を予告していたもので、既存ユーザー向けに無償アップデートとして提供される。

 どちらも、クロスプラットフォームに対応するGPUベンチマーク。2016年に提供を開始した「Time Spy」ベンチマークの後継として位置付けており、Steel Nomadは超高負荷、Steel Nomad Lightは中負荷のテストとなる。

 レイトレーシングを使用しないテストで、4K解像度でネイティブ動作する。Time Spyと比べてより現代的なグラフィックス技術を採用。負荷はTime Spyの約3倍、Fire Strikeの約7倍になるとしている。ベンチマークシーンを探索したり、グラフィックス設定を変更したりできるExplorer Modeも用意されており、過去25年間の3DMarkベンチマークに関するイースターエッグも隠されているという。

 対応OSはx86版およびArm版のWindows(DirectX 12、Vulkan)、Android(Vulkan)、iOS(Metal)。macOSについてもリリースを予定しているが、情報は近日中に追って公開するとしている。

Steel Nomad Light
Explorer Mode

 また、今回の新ベンチマークリリースにあわせて、3DMarkの各エディションの名称が以下のように変更される。加えて、リリースを記念した75%オフセールも実施される。

  • 3DMark Basic Edition → 3DMark Demo
  • 3DMark Advanced Edition → 3DMark
  • 3DMark Professional Edition → 3DMark for Enterprise