ProcyonにAI画像生成ベンチマークが追加

AI Image Generation Benchmark

　UL Solutionsは21日、ベンチマークソフトのProcyonに、AI画像生成の性能を測定するベンチマーク「AI Image Generation Benchmark」を追加すると発表した。25日のリリースを予定している。

　AI Image Generation Benchmarkは、Stable DiffusionのAIモデルを用いたAI性能ベンチマーク。従来のAIベンチマーク(AI Inference Benchmark)と比べてかなり負荷が大きいテストとなっており、最新GPUの検証を想定した設計となっている。

　デフォルトではハードウェアに最適な推論エンジンが選択されるが、いくつかの主要な推論エンジンから自由に選択することも可能。エンジン性能の違いを比較したり、同じエンジンでハードウェア性能を比較したりできる。現時点では、IntelのOpenVINO、NVIDIAのTensorRT、ONNX Runtime with DirectMLをサポートしており、今後も順次対応を拡大していく予定だという。

　なお、本ベンチマークのリリースにあわせ、これまで提供してきたAI推論性能を測定する「AI Inference Benchmark」は、「AI Computer Vision Benchmark」へと名称が変更される。