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ロジクール、AI搭載で従来比2倍の顔視認性を実現した4K Webカメラ

MX BRIO 700(グラファイト)

 株式会社ロジクールは、同社フラグシップのMXシリーズから、4K対応Webカメラ「MX BRIO 700」を22日に発売する。価格は3万3,000円。

 MX BRIO 700は、4K/30fpsでの撮影に対応したMXシリーズ初となるWebカメラ。新たに開発した4K対応センサーにはAI技術を搭載し、明るさなどを自動調節するほか、ノイズを軽減して映像をよりシャープにする3Dノイズリダクションや、人物を瞬時かつ正確に画面の中心にとらえるオートフォーカス機能を備える。

 周囲の雑音を軽減して自分の声をより明瞭に相手に届けることができる、デュアルビームフォーミングマイクを本体前面に搭載する。専用ソフト「Logi Options+」および「Logicool G HUB」に対応し、同社のマウスやキーボードと同じソフトを使用して、色味や明度、視野角などをカスタマイズできる。

 このほか、カメラを傾けることでデスクや手元にある資料を反転せずに映すことができる「ショーモード」や、ダイヤル回転式の一体型プライバシーシャッターも備える。

 視野角は90度、78度、65度でオートフォーカスに対応し、ズーム機能は最大4倍、解像度は1080p/60fps1080p/30fps、720p/60fpsもサポートする。対応OSはWindows 10以降、macOS 10.15以降、ChromeOS、Linux。

 カラーはグラファイトとペールグレーの2色を用意する。本体サイズは98×36×43mm、重量は174g。接続はUSB 3.0 Type-Cで、ケーブル長は1.5m。保証期間は1年間。

MX BRIO 700(ペールグレー)

 同社は法人向け製品として、MX BRIO 700と同じ仕様/価格の「MX BRIO 705」(グラファイトのみ)も同時に発売する。MX BRIO 705では、法人向けデバイス管理サービス「Logicool Sync」での一括管理に対応するほか、3年間の保証期間を備える。製品の設定については「Logi Tune」をサポートする。

従来モデルより2倍の顔視認性を実現、映像も綺麗で高度なカスタマイズも可能に

 MX BRIO 700の発表にあわせて実施されたインタビューでは、本製品最大の特長として、人間の顔をAIで認識し、周囲の明るさや色合いを即座に調節できる新たなセンサーが挙げられた。

 同社によると、現行製品ではフラグシップとなる「BRIO 4Kウェブカメラ」(型番:C1000s)と比較して、同じ解像度ながら顔の視認性が2倍に向上し、映像の細部もより鮮明に映るようになっており、性能が格段に上がっているという。

 また、Logi Options+やLogicool G HUBへの対応により、従来モデルより細かい設定が可能となった点も紹介された。

 同社は、コロナ禍を経て拡大したWebカメラ市場のカテゴリリーダーとして、低価格帯の製品だけでなく、より高品質でどこでも安心して使用できる製品を提供すべく、プロ向けのMXシリーズでは初のWebカメラとしてMX BRIO 700を開発したと述べている。