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NEC、第13世代Core搭載で5Gも対応した新筐体のタブレット

VersaPro タイプVS

 NECは、企業向けのノートPCやタブレット「VersaPro」シリーズ6タイプ14モデルを刷新し、1月24日より順次発売する。

第13世代Core搭載のタブレット「VersaPro タイプVS」

 「VersaPro タイプVS」は軽量&長時間駆動のキックスタンド付きタブレットで、着脱式キーボードやデジタイザペンに対応する。受注は2月1日からで、出荷は2月26日を予定している。税別価格は28万5,800円から。

 2023年10月発表モデルの後継にあたり、搭載CPUが第11世代のCore i5-1130G7から、第13世代のCore i5-1345UまたはCore i5-1335U(vPro Essentials対応)となった。メモリもLPDDR4xからLPDDR5/LPDDR5xとなり、新たに512GB SSDも選択肢に加わった。

 また、キーボードは従来モデルから約50g軽量化しキートップにはくぼみをもたせ、快適な打鍵を実現。さらに、ペンはAES 2.0対応で、の形状が改良され書きやすい形状となり、USB Type-Cによる充電をサポート。4,096レベルの筆圧をサポートし、直径約9mm、長さ約150mm、重量は約13g。従来2時間かかったフル充電が約24分に短縮された。

本体背面
本体側面のインターフェイス
キックスタンド搭載
タブレットのように利用可能
デジタイザペンはAES 2.0対応に。替え芯も用意
オプションのキーボード。50g軽量化され、ペンも収納可能に

 モバイル通信は新たに5Gをサポート。vPro Essentialsが選択可能になり、選択時はSecured-core PCにも準拠。BIOS自己回復機能も新たに備えた。このほか、Webミーティング向け機能としてヤマハのAudioEngine(強化版Meeting mode)も搭載する。

 メモリは8GB/16GB/32GB、ストレージは256GBまたは512GBから選択可能。ディスプレイは1,920×1,280ドット表示対応の12.3型。インターフェイスはThunderbolt 4、USB 3.1 Type-C×2(USB PD給電対応、うち1基は映像出力対応)、Wi-Fi 6E、500万画素Webカメラ、音声入出力などを搭載。

 バッテリ駆動時間は約5.1時間(JEITA 3.0動画再生時、以下同)。本体サイズは283×204.4×10.5mm、重量は約728~765g。

 なお、直販(得選街)モデルで同等スペックの「VersaPro J タイプVS」は17万2,200円からとなっている。

1kg切りの「VersaPro UltraLite タイプVN」

VersaPro UltraLite タイプVN

 「VersaPro UltraLite タイプVN」は1kg未満(Mバッテリ搭載時)の13.3型モバイルノート。1月24日より受注開始し、出荷は1月29日。税別価格は35万8,000円から。直販モデルで同等スペックの「VersaPro J UltraLite タイプVN」は18万5,200円から(3月18日までのキャンペーン価格)。

 第13世代のCore i5-1335Uを搭載して処理速度が向上したほか、Webミーティングを支援するヤマハ製のAudio Engineに新たに「ノイズ抑制レベル調整」や「マイクテスト」機能を追加した。このほか、バッテリ消費電力を抑えるロングバッテリモードや、長時間スリープで自動的に休止状態に移行するスマートスタンバイ機能を搭載。

 1kg未満ながらインターフェイスも充実させており、HDMI出力やプッシュ飛び出しポップアップするGigabit Ethernetを搭載し、USB 3.1 Type-Cも1基から2基へと増えた。ディスプレイは開くとキーボードがチルトするリフタアップヒンジ機構で、180度の開閉も可能。カメラ利用時に物理的に開いて、未使用時は閉じておける物理シャッターも搭載する。

 メモリは8GB/16GB/32GBで、ディスプレイは1,920×1,200ドット表示対応の13.3型。インターフェイスはUSB 3.1 Type-C×2、USB 3.1×2、Wi-Fi 6E、HDMI出力、SDカードスロット、Gigabit Ethernet、音声入出力など。

 バッテリ駆動時間はMバッテリ時が約4.7時間、Lバッテリ搭載時が約9.4時間。本体サイズは300.6×216×18.7mm、重量はMバッテリ搭載時が約993g、Lバッテリ搭載時が約1,103g。

14型で825gからのフラグシップ「VersaPro タイプVG」

VersaPro タイプVG

 「VersaPro UltraLite タイプVG」は1,920×1,200ドット表示対応14型液晶を搭載しながら約825gの軽量性を実現したフラグシップモバイルノート。税別価格は43万7,000円から。直販モデルで同等スペックの「VersaPro J UltraLite タイプVG」は24万4,100円から。

 従来からCPUが第12世代Coreから第13世代Core i5-1335UまたはCore i7-1355Uとなり、メモリは8GB/16GBの代わりに、16GB/32GBが選択可能になった。

 インターフェイスはUSB 3.1 Type-C×2、USB 3.1、Wi-Fi 6E、HDMI出力、microSDカードスロット、Windows Hello(IRセンサー)対応Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間はLバッテリ搭載時が約6.2時間、LLバッテリ搭載時が約9.3時間。本体サイズは313×218×17.5mm、重量はLバッテリ搭載時が約825g、LLバッテリ搭載時が約878g。

そのほか

VersaPro タイプVE/タイプVF/タイプVW

 このほか、第12世代Core搭載で新たにフルHD(1,920×1,080ドット)表示対応の15.6型液晶も選べるようになった「VersaPro タイプVE」、「VersaPro タイプVF」、Ryzen 5 7535UとDDR5メモリ搭載となった「VersaPro タイプVW」も1月24日より受注開始し、2月15日に発売する。

 税別価格は準に22万6,500円、オープンプライス、28万5,000円からとなっている。直販モデルで同等スペックの「VersaPro J タイプVF」は7万6,200円から、「VersaPro J タイプVW」は11万5,750円から(いずれも3月18日までのキャンペーン価格)。