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さらに速く、そして軽くなったゲーミングスマホ「ROG Phone 8」

ROG Phone 8

 ASUSは1月9日(台湾時間)、ゲーミングスマホ最新モデル「ROG Phone 8」シリーズを発表した。通常の「ROG Phone 8」のほかに、背面にMini LEDディスプレイを備えた「ROG Phone 8 Pro」および「ROG Phone 8 Pro Edition」を用意。現時点での発売日や価格は不明だが、日本を含む各地域で順次展開される。

 ROG Phone 8は、昨年(2023年)4月に発表されたROG Phone 7の後継モデルとなり、SoCはSnapdragon 8 Gen 2から同Gen 3へとアップグレードされ、CPU性能は30%、GPU性能は25%高速化した。

ROG Phone 8 Pro。背面にMini LEDディスプレイを備え、アニメーション表示などを設定できる

 それでいて本体の厚みは前モデルから15%(1.59mm)薄い8.9mm、重量は21g軽い225gと薄型軽量化。このほかにも、上部と側面部のディスプレイのベゼル幅が薄くなるなど、全体的にスリム化が行なわれ、ゲーミングスマホでは世界初とするIP68準拠の防塵防水性も備えた。

 ディスプレイは6.78型AMOLEDで、解像度はフルHD+、リフレッシュレートは最大165Hz、輝度は2,500cd平方/m、タッチサンプルレートは720Hz。駆動技術として消費電力を抑制するLTPO(Low Temperature Polycrystalline Oxide:低温多結晶酸化物)を採用しており、1~120Hzまでの可変リフレッシュレートをサポートする。

ブラック
グレー

 ROG Phone 8 Proについては、背面にもディスプレイがあり、Mini LEDによるアニメーションの表示が可能。ROG Phone 8はAura RGBによるロゴが表示される。

 メモリとストレージの構成は、12GB/256GB、16GB/512GB、24GB/1TBの3種類があり、メモリは8,533Mbpsのアクセス速度を実現するLPDDR5Xを、ストレージは最新のUFS 4.0をサポートする。

 今回のROG Phone 8では、ゲームにおけるAI機能の活用に力が入れられており、ゲーム画面に表示されているテキストを直接取得して調べる「AI Grabber」、ゲームをバックグラウンドで実行する「Background Mode」、また、自動的にゲームを録画する「X Capture」や、ゲーム中のイベントを通知する「X Sense 2.0」も備えている。このほか、Stable Diffusionを使って壁紙を生成するAI Wallpaperも搭載されている。

 背面カメラは3眼構成で、メインはイメージセンサーにソニーIMX890を採用した5,000万画素の24mm/F1.9の広角カメラ。6軸の手振れ補正や、2倍ズームに対応し、風景だけでなくポートレートなどの撮影もこなせるという。

 残りの背面カメラは1,300万画素で広角F2.2、3,200万画素で望遠F2.4。後者は3倍ズーム搭載かつ最大30倍のAIズームを利用できる。前面カメラは3,200万画素で、画角73度~90度に対応しており、グループセルフィーもこなせる仕様とした。

 対応する通信機能は5G、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3。本体サイズは163.8×76.8×8.9mm。バッテリ容量は5,500mAh。