ASUS、Zenbook DuoやROG Phone 8を展示中。ゲーミングのROG NUCも登場

Zenbook Duo

　9日(米国時間)より開催中のCES 2024において、ASUSがブースを出展しており、先日発表されたばかりの2画面ノートの「Zenbook Duo」やゲーミングスマートフォン「ROG Phone 8」など、多数の製品を展示している。

Zenbook Duo

　Zenbook Duoは、14型OLEDディスプレイを2枚搭載したノートPC。付属のキーボードを装着することで通常のノートPCとして使えるほか、キーボードを外すと2枚の14型ディスプレイを活かした大画面PCとしても利用できる。裏面には縦置き・横起き両対応のキックスタンドを備えており、さまざまな使い方ができる。

　展示スペースには本体のほか、Zenbook DuoのCPUなどが内蔵されている部分(キーボードを装着する側)の分解機や、同社がこれまで製作してきた複数ディスプレイを持つノートPCや折りたたみ式ノートPCなども並べられている。

キーボード装着時

キーボードを外すと2画面に

左側面

右側面

約180度まで開く

天面

キックスタンド。縦置き・横起き両対応

スタンドは無段階で調整可能

横起き時

縦置き時

分解機

同社がこれまで製作してきた同様のPCも展示されていた。写真はPROJECT PRECOG(2018)

左からZenbook 14X OLED(ScreenPad搭載、2018)、Zenbook Duo(2019)、Zenbook 17 Fold OLED(2022)

Zephyrus G14/G16

Zephyrus G14

　高性能ながら軽量かつ薄型の設計を特徴とする14型ゲーミングノート「Zephyrus G14」および16型の「Zephyrus G16」についても最新モデルが登場。筐体デザインを刷新し、天板は対角線上にLEDを配した「Slash Lighting」へと変わっている。

　構成は、ROG Zephyrus G14がRyzen 8000シリーズと最大GeForce RTX 4070 Laptop GPU、ROG Zephyrus G16が最大Core Ultra 9 185HとGeForce RTX 4090 Laptop GPUとなる。一方で、本体の厚さと重量は、前者が15.9mmと1.5kg、後者が14.9mmと1.85kgに抑えている。また、内蔵ファンの設計を改良し、風量を大幅に引き上げたという。

Zephyrus G14

Zephyrus G16

分解機(Zephyrus G16)

ヒートパイプ部

冷却ファンの変遷。左がn-Blade(2018)、中央がArc Flow Gen 1(2021)、右が今回採用のArc Glow Gen 2(2024)。ファン中央部にブレードが増えているのが分かる

手を上部にかざすことで、ファンの風量増加を体験できる展示物も用意されていた

ROG Phone 8/8 Pro

　Snapdragon 8 Gen 3搭載ゲーミングスマートフォンとなる「ROG Phone 8」および「ROG Phone 8 Pro」も発表された。ディスプレイは6.78型AMOLEDで1～120Hzの可変リフレッシュレートに対応。上位モデルのProでは、背面にMini LEDを用いたアニメーションディスプレイを備えており、時刻やバッテリ残量などさまざまなアニメーションを表示できる。

　加えて、ボディを全体的にスリム化するとともに、防水防塵性能もIP68へと引き上げた。側面には横持ち時にトリガーボタンとして使えるセンサーやUSB Type-Cポートなども備えている。

ROG Phone 8 Pro

ROG Phone 8

ASUS NUCシリーズ

　2023年7月、IntelからASUSへと事業が譲渡されたNUCだが、こちらも新製品を展示。Core Ultra 7搭載の「ASUS NUC 14 Pro Mini PC」、Core Ultra 9搭載の「ASUS NUC 14 Pro+」のほか、Core Ultra 9とGeForce RTX 4070搭載のゲーミングNUC「ROG NUC」も並べられていた。

ASUS NUC 14 Pro Mini PC

ASUS NUC 14 Pro+

ROG NUC