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「macOS Sonoma 14.2」公開。自動入力機能や天気、タイマー機能など強化
2023年12月12日 13:00
Appleは、Mac向けの最新OS「macOS Sonoma 14.2」の提供を開始した。
macOS Sonoma 14.2では、自動入力機能を強化し、PDFなどのフォームのフィールドを識別して入力できるようになった。また、時計をアップデートし、複数のタイマーの同時実行やタイマーのプリセット機能などを追加した。
天気では、今後10日間の特定の日の雨や雪の状況を確認できる降水量表示機能を追加。ウィジェットも新しくなり、今後1時間の降水や日の出・日の入時刻の表示などが可能となっている。
そのほか、物理キーボードを使用している場合に、アクセシビリティキーボードを通じてセキュアフィールドの内容が分かってしまう不具合(CVE-2023-42874)や、アプリがユーザーの機微な情報にアクセスできるアカウント関連の不具合(CVE-2023-42919)など、多数のセキュリティ修正も行なわれている。
機能面に関するパッチノートは以下の通り。
- 自動入力の機能強化により、PDFやその他のフォームのフィールドを識別して、連絡先から名前や住所などの情報を入力することが可能
メッセージ
- キャッチアップの矢印を使用すると、右上隅に表示される矢印をクリックして、チャットの中にある最初の未読メッセージに簡単にジャンプすることが可能
- コンテクストメニューで“ステッカーに追加”オプションを選択して、吹き出しにステッカーを直接追加することが可能
- 連絡先キー確認で、膨大な数のデジタル脅威にさらされている人向けに、意図した相手とのみメッセージをやり取りしていることを確認するための自動通知と連絡先確認コードを提供
天気
- “降水量”の表示で、今後10日間の特定の日の雨や雪の状況を把握することが可能
- 新しいウィジェットで、今後1時間の降水、日別天気予報、日の出と日の入の時刻のほか、空気質、体感温度、風速などの現在の気象状況の表示を選択可能
- 風の地図のスナップショットを使用すると、風のパターンを素早く見極め、マップオーバーレイのアニメーションにアクセスして、今後24時間に予想される風の状況に備えることが可能
時計
- 複数のタイマーを同時に実行したり、タイマーごとに名前を付けたりすることが可能
- タイマーのプリセットを使用すると、さまざまなプリセットオプションで素早くタイマーを開始することが可能
- “最近の項目”から最近使用したタイマーを簡単に再開することが可能
そのほかの機能改善およびバグ修正
- Apple Musicで“お気に入りの曲”プレイリストを使用して、お気に入りに指定した曲に素早く戻ることが可能
- 集中モードからApple Musicの“視聴履歴を使用”を無効にして、再生したミュージックが“最近再生した項目”に表示されないようにしたり、おすすめに反映されないようにすることが可能
- “Shazamミュージック認識”により、AirPodsを装着していても、オンラインや周囲で流れている曲を素早く識別
- 新しいキーボードレイアウトが8種類のサーミ語に対応