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Meta、画像生成AIのWebサービスを提供開始。まずは米国から

Web版imagine

 Metaは6日(米国時間)、テキストから画像を生成できるAI機能「imagine」のWeb版を提供開始した。現時点では米国向けに展開しており、日本からは利用できない。

 imagineは、同社の画像生成基盤モデル「Emu」を活用し、ユーザーが入力したテキストプロンプトに基づいて画像を生成できるAI機能。同社が9月に発表したAIアシスタント「Meta AI」の機能の1つとして、MessengerやWhatsAppなどで利用可能となっていたが、画像生成AI機能単体でもWebサービスとして使えるようになったかたち。

 また、MessengerやInstagram向けには、imagineを拡張した「reimagine」と呼ばれる機能を追加。グループチャット内で生成された画像に対して、簡単なテキストプロンプトを加えることで、その内容を反映した新しい画像を生成してくれる。

reimagine

 それ以外にもMeta AIに関するアップデートとして、ショート動画であるReelsのサポートのほか、Facebook向けに投稿メッセージの作成を支援する機能や横長画像を縦長画像に変換する機能、Instagram向けにダイレクトメッセージの返信内容を提案する機能などのテストも実施しているという。

Meta AIがReelsをサポート
メッセージの作成支援機能
横長の画像を縦長に変換する機能

 さらに画像生成AI関連では、AIによって生成された画像に対し、目に見えない透かしを入れる機能を今後数週間のうちにMeta AIに実装予定。人間の目では分からないが対応するモデルでは検出でき、トリミング、明るさやコントラストといった色の変更、スクリーンショットなどの加工にも耐性があるといい、透明性とトレーサビリティを確保するとしている。