ニュース

Google、生成AIユーザーの著作権侵害の訴訟リスクを補償

 Googleは、Google WorkspaceやGoogle Cloudプラットフォームにおける生成AIに関して、著作権といった知的財産侵害で異議を申し立てられた場合、それに伴う潜在的な法的リスクについて責任を負い、補償すると発表した。

 補償のうちの1つが、生成AIのトレーニングデータに関してのもので、Googleのトレーニングデータの使用が著作権侵害に当たると第三者から申し立てられた場合それを補償する。これはGoogleのモデルの背後にあるトレーニングデータに関して明確な説明を求める声を応えたもの。

 そして2つ目は、Google WorkspaceのDuet AIで生成されたドキュメント、スライド、およびMeetにおける生成画像や、Vertex AIの検索/会話/テキスト埋め込みAPI、Codey APIなどを介してユーザーが生成(出力)したものに対して行なわれるもの。生成出力されたものが第三者の知的財産を侵害し、申し立てられた場合にもGoogleは補償を行なう。

 ただし、これは生成されたものが「第三者の著作権を侵害する目的をもって意図的に作成/使用したものではない」ことが前提にあり、「責任を持って使用するためにソースを引用する」といった、ユーザー側が果たすべき役割の注意点も挙げている。