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Windows CopilotがBetaチャネルにも登場。Windows 11プレビュー版

Windows Copilot

 Microsoftは2日(米国時間)、Windows 11 Insider Preview「ビルド22631.2129」および「ビルド22621.2129」をBetaチャネル向けに提供開始した。前者は新機能が有効、後者はデフォルトで無効となっている。なお、新規参加、および既存Insiderの一部ユーザーは、デバイスの動作不良になる可能性を回避するため、このバージョンは提供されない。後日修正版を提供するという。

 本ビルドより、新たなAIアシスタントである「Windows Copilot」がBetaチャネル向けにもロールアウトされた。すでにDevチャネル向けには展開されていたもので、UI周りに焦点を当てたPreview版が利用可能となる。なお、利用するためには、ビルド22621.2129以降のWindows 11 Insider Previewに加え、バージョン115.0.1901.150以降のMicrosoft Edgeが必要となる。

 展開済みの環境では、タスクバーに新たにWindows Copilotのアイコンが出現。クリックするか、Win+Cキーのショートカットから呼び出せる。現時点では、たとえばダークモードに切り替える、スクリーンショットを撮る、Edgeで表示しているWebページの内容を要約するといった指示に対応できるという。

Edgeで表示しているWebページの要約なども可能

 また、開発者向けに最適化されたストレージボリュームのDev Drive、Excelにおけるナレーター機能を追加。音声アクセスによるテキスト編集機能の強化や利用可能エリアの拡大、Windows Hello for Businessを通じたパスワードレス化、キャスト機能に関する改善なども実施している。

 そのほか、システムトレイのベルアイコンの通知表示に関する変更や、タスクマネージャーの設定ページのデザイン変更、タイムゾーンを変更する際のユーザーエクスペリエンスの改善などを実施。システムトレイでネットワークや音量、バッテリのアイコンを選択した際に、クイック設定が開けない不具合なども修正している。

通知がある場合に、システムトレイのベルアイコンに色が付くように
タスクマネージャーの設定ページのデザインを変更