ニュース

標準メールアプリが新しいOutlookへと変更、Windows 11プレビュー版

 Microsoftは19日(米国時間)、Windows 11 Insider Preview「ビルド23506」をDevチャネル向けに提供開始した。

 本ビルドでは、標準のメールアプリに代わって新しいOutlook for Windowsが導入された。将来的にはカレンダーなどもこちらに統合される予定。また、標準のファイル共有機能のUIや機能改善、初回セットアップ(OOBE)後の動作に関する変更、Auto Color Management機能の拡張なども行なわれている。

 セキュリティ関連の機能強化としては、Windows Hello for Businessでのパスワードレス化に対応。ポリシーが設定されると、Webブラウザのパスワードマネージャやユーザーアカウント制御などの認証において、パスワードの代わりにWindows Hello for Businessが利用可能になる。さらに、Enhanced Phishing Protectionでは、安全でないパスワードを入力したときだけでなく、コピー&ペーストした際にも警告を表示できるようになった。

ファイル共有機能はWindows 11にあわせたデザインに
パスワードをコピー&ペーストした際にも警告を表示できるように

 そのほかの変更点としては、本ビルドでDevチャネル向けのWindows Copilotの展開が完了し、対象の環境においてすべてのInsiderが利用できるようになった。加えて、カラーフォーマットのアップデートによる絵文字の見た目の改善、エクスプローラーでタブをドラッグしたさいにクラッシュする問題の修正なども適用している。