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動画内の顔をAIが認識/追従して隠す専用ソフト

特定の人物以外の顔にモザイクをかける機能

 株式会社メディアナビは、AIで動画内の顔を認識し、その顔を追従、顔に対しモザイクやぼかし処理、イラスト貼り付けを行なう専用ソフト「AVCLabs Video Blur AI」を発売した。価格は8,900円。

 動作環境は、4GHz以上のIntel/AMD CPU、メモリ8GB以上(16GB推奨)。GPUはGeForce GTX 600(Windows 10 1903より前の場合はGeForce GTX 1050 Ti以降)、Radeon HD 7000シリーズ、第4世代Core内蔵GPU以降。OSはWindows 10(64bit)または11。

 AIにより動画の中の顔を自動的に検出、認識、追従をし、精密な匿名化を実現できる。GAN(敵対的生成ネットワーク)を用いており、動画内のどの顔に対して処理を行なうかは、人間の目で判断して選択できる。複数の顔を認識して選択できるほか、選択した人物だけをぼかす、または選択した人物以外の顔を隠すといった処理も可能。

 処理はモザイクとぼかし処理のほか、任意のイラスト画像を乗せて隠すことも可能。加えて、カスタムシェイプで範囲を指定して物をぼかす処理、そのぼかしの開始時間と終了時間を設定して処理を行なうこともでき、車のナンバープレート、ロゴ、証明書などを隠せる。さらに、人物以外の背景にぼかし処理を行なうことも可能となっている。

処理のイメージ

 設定では、AI処理を行なうGPUの選択、メモリの消費量などを選択可能。入力形式は3G2、3GP、AVI、DIVX、FLV、F4V、M2TS、MTS、MOV、MP4、M4V、MPEG、MPG、DAT、MKV、OGM、RMVB、RM、TS、TP、VOB、WMV、WTV、ASF、 DV、WEBMなど。出力形式は、MP4、MKV、MOV、AVIから選択できる。

特定人物だけにぼかしをかける機能
カスタムシェイプ指定のぼかし機能
背景ぼかし機能
ぼかしのオプション
イラストを乗せる機能
オプション設定