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本来写っていないものもAIが生成。Photoshopの塗りつぶし機能がさらに進化
2023年5月23日 20:00
Adobeは5月23日(米国時間、以下同)に報道発表を行ない、同社が3月のAdobe Summitで発表した生成AIエンジン「Firefly」を活用した生成AI機能を、同社の主要デスクトップアプリケーションとなる「Photoshop」のベータ版に実装したことを明らかにした。
本日よりAdobeが提供開始しているPhotoshopベータ版に搭載されている生成AI機能は、Adobeが「ジェネレーティブ塗りつぶし」と呼んでいる機能で、面倒な作業の1つである塗りつぶしにおいて、ユーザーがテキストで仕上がりを指示すると、それに従って行なってくれる機能になる。
Fireflyによる生成AI機能が早くもPhotoshopに実装
Adobeは3月下旬に米国で行なったAdobe Summitにおいて、同社の生成AIプラットフォームとなる「Firefly」を発表した。
Adobeは2016年のAdobe MAXにおいて「Adobe Sensei」と呼ばれるAIプラットフォームを発表。同社がサブスクリプション型のクリエイターツールとして提供している「Adobe Creative Cloud」、デジタルマーケティングツールとして提供している「Adobe Experience Cloud」に、AIによる編集機能を提供する基盤として活用してきた。PhotoshopやPremiere ProといったデスクトップアプリケーションにもさまざまなAI機能が実装されてきている。
Fireflyは言ってみればその生成AI版とも言える環境で、Webツールでの画像生成といった単一の機能だけでなく、PhotoshopやPremiere Proなどに生成AI機能を提供する際の基盤としても利用されると説明されている。ただし、その時点では具体的にどのような機能が、いつPhotoshopなどに実装されるのかは明かされなかった。
今回Adobeが発表したのは、そうしたFireflyによる生成AI機能を搭載したPhotoshopベータ版が提供開始されたことだ。具体的には新たな機能として「ジェネレーティブ塗りつぶし」が追加されている。
従来からあるPhotoshopの塗りつぶし機能は、範囲を選んで色を簡単につけていくための機能で、たとえばマグカップの写真があるときにカップの色を変えたい、そんな時に活用する機能だ。
その塗りつぶし機能の応用例としては「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能が用意されており、写真に異物がある場合に周囲の状況に応じてその異物を塗りつぶし、消してしまう機能になる。
ジェネレーティブ塗りつぶしは、そうした塗りつぶしの機能を生成AIでさらに強化したもので、テキストベースでユーザーが指示するだけで、Photoshopがそれに応じた塗りつぶしを行なってくれる機能になる。かつ、写真にはないような被写体を生成AIが生成して追加するといった作業が可能になる。
Adobeが公開したデモ動画では、道路に黄色い線を入れてほしいと指定するとPhotoshopが自動で黄色いラインを生成する様子や、窓に看板をつけてほしいと指定すると看板がつくといった様子を確認することができる。
なお、PhotoshopにはCAI/C2PAの仕様に基づいたコンテンツ認証機能がすでに実装されており、ジェネレーティブ塗りつぶしを行なった履歴も、コンテンツ認証機能の履歴として残す事が可能になっている。それにより、生成AIを利用したことを写真の受け手(たとえばWebサイトの読者)が検証できる。
「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能は、FireflyのWebアプリケーションでも単体モジュールとして利用可能になる計画で、Photoshopベータ版ともども本日より提供開始される。製品版には2023年後半に実装される計画だ。
Photoshopベータ版については、Creative Cloudのサブスクリプションを契約しているユーザーであれば、Creative Cloudデスクトップアプリの「ベータ版アプリ」の項目からダウンロードして利用することが可能だ。
Photoshop最新版にも調整プリセットフィルターなどの新機能
このほかにも、製品版Photoshopの最新バージョンに、いくつかの新機能が実装されていることが明らかにされている。具体的には以下の4つの新機能が搭載されており、クリエイターの生産性を向上させている。
「調整プリセット」フィルター
特徴的なルック&フィールを瞬時に画像に適用できるフィルターで、プレビューを見ながら効果を確認したり、選択、微調整、適用などを行なうことができる。30種類のプリセットがあらかじめ用意されており、それを選択して数クリックするだけで適用することができる。
削除ツール
Adobe SenseiのAIを利用して、不要なオブジェクトを除去することができるブラシツール。最近スマートフォンで流行の「消しゴムツール」と同じような機能になる。背景を自動で塗りつぶすなどが可能で、手作業にかかる時間を削減できる。
コンテキストタスクバー
カンパス上に現われるメニューで、その先に何をすべきなのかをクリエイターに提案する。それにより、クリエイターは次の作業に迷わず、メニューの深いところを探さなくても次の作業が行なえる。
強化されたグラデーション
カンパス上にツールのコントロールが表示され、ライブの自動プレビュー機能を備えて、非破壊型の編集が可能になる。それによりグラデーションツールを利用する場合の生産性が向上する。
こうした新機能を搭載したPhotoshopの最新版は、本日より提供が開始されている。Creative Cloudのサブスクリプションを契約しているユーザーは、Creative Cloudのデスクトップアプリケーションからダウンロードないしは最新版に更新すると利用できる。
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