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MediaTek、従来機からクロックを引き上げたフラグシップSoC「Dimensity 9200+」

Dimensity 9200+

 MediaTekは10日(スペイン時間)、フラグシップ5Gスマートフォン向けのSoC「Dimensity 9200+」を発表した。搭載製品は5月より順次発売される見込み。

 「Dimensity 9200」のアップグレード版に相当するフラグシップSoCで、ウルトラコアのCortex-X3(1基)は最大3.35GHz、スーパーコアのCortex-A 715(3基)は最大3GHz、高性能コアのCortex-A 510(4基)は最大2GHzへと、それぞれ動作クロックを向上。GPUも引き続きImmortalis-G715 GPUを採用するが、こちらも性能の向上を図っている。

 メモリは最大8,533MbpsのLPDDR5X、ストレージはMCQ(Multi Circular Queue)搭載のUFS 4.0をサポート。ディスプレイエンジンは引き続きMiraVision 890で、フルHD+解像度で最大240Hz、WQHDで最大144Hzのリフレッシュレートが利用できる。ネットワーク回りでは、5G Sub-6およびミリ波に対応し、最大6.5GbpsのWi-Fi 7やBluetooth 5.3にも対応する

 そのほか、高フレームレートを維持し、遅延を最小限に抑えるHyperEngine 6.0、AIベースのノイズ低減やボケ機能などを実現する第6世代APU、薄暗い環境でも明るくシャープに撮影できるISPのImagiq 890、5G接続条件にあわせてバッテリ駆動時間を最適化する5G UltraSave 3.0なども特徴としている。

主な特徴