「Google認証システム」がアカウント同期に対応。デバイス紛失時も安心

　Googleは24日、Android/iOS用ワンタイムコード管理アプリ「認証システム」で保存されているワンタイムコードを、Googleアカウントを介してのバックアップに順次対応させていくと発表した。

　認証システムで得られるワンタイムコードは、さまざまなサイトやサービスにログインする際の2要素認証(2FA)として活用されてきたが、そのワンタイムコードは1つのデバイスにしか保存されていなかったため、そのデバイスを紛失してしまうと2FAサービスにログインできなくなってしまう問題があった。

　今回のアップデートにより、ワンタイムコードをGoogleアカウントに安全かつ強固に保存できるようになった。これによりデバイス紛失時の不便を解消するとともに、セキュリティ性も高まるとしている。

　認証システムのみならず、ChromeやAndroidで使える「Googleパスワードマネージャー」の機能も強化すると発表。今後FIDO Allianceと共同でパスキーによる認証に対応するとした。