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日本語字幕起こしに対応したWindows 11 Insider新ビルド

日本語の自動字幕起こし機能(ライブ キャプション)

 米Microsoftは8日、新しいDevチャネル向けにビルド23000番台で初となるWindows 11 Insider Previewビルド23403を配信開始した。なお、既報の通り、これまでのDevチャネルはCanaryチャネルに移行されたため、自動でこのビルドを受け取ることはない。このビルドを受け取るためにはWindows 11をクリーンインストールし、Devチャネルに再加入する必要がある。

 23403では、再生している動画に対して自動的に字幕起こしをする機能「ライブキャプション」が、これまでの英語に加え、日本語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語にも対応した。

 利用はWin+Ctrl+Lキーで起動するか、クイック設定のアクセシビリティフライアウトから、ライブキャプション機能をオンにする。翻訳はデバイス上で実行しており、初めて利用する際には、音声認識サポートのダウンロードが求められる。今後もほかの言語を順次追加するとしている。

 また、ファイルエクスプローラーのXAMLコンテキストメニューに、ショートカットを追加する。切り取りは「T」、コピーは「C」、開くは「O」といったように、1キーのストロークで動作できる。さらに、ファイルエクスプローラーに「推奨ファイル」を追加し、ユーザーに関連性の高いファイルコンテンツをすばやく利用可能にとなった。

XAMLコンテキストメニュー
ファイルエクスプローラーに「推奨ファイル」を表示

 そのほかの新機能としては、音声アクセスの改善、タッチキーボード設定の刷新、ナレーターのOutlookの対応、マルチアプリキオスクモードの対応、通知トーストから2要素認証コードをすばやくコピーするボタンの追加、VPNステータスアイコンのシステムトレイへの追加が行なわれた。一部検索ボックスに関連する問題も修正されている。