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Windows Insiderに“Canary”チャネル追加。新カーネルやAPIなど大幅な変更含む

新しいCanaryチャネル

 米Microsoftは6日(現地時間)、Windows Insider向けに新たに“Canary”チャネルを設けると発表した。

 Canaryチャネルでは、Windowsのカーネルや新APIなど大幅な変更を含んでおり、顧客リリースまで長いリードタイムを要するプラットフォームの変更をプレビューするのが目的。ビルド番号は25000からスタートし、Dev、Beta、Release Previewチャネルよりも高いビルド番号になる。

 以前DevチャネルのInsiderはこれらのビルドを既に受け取っていたが、今後引き続き新しい更新プログラムを受け取れるようにするため、Canaryチャネルへ移行させる。移行に際してOSとメール両方で通知を受け取ることができる。なお、ほかのチャネルへの移行はクリーンインストールとなる。

 Canaryチャネルはビルド後すぐに配信されるもののため、PCが不安定になったり、まれに再インストールが必要になるような重大な問題が含まれている可能性があるとしている。また、ドキュメントも限定的で、すべてのフライトでブログ投稿を行なうわけではないとしている。

 一方これまでのDevチャネル(ビルド番号23000番台)は“リブート”され、新機能や新しい体験をプレビューするものとなる。場合によってはこれらの機能は正式リリースされない場合もあるという。Canaryチャネルよりはプラットフォームの安定性が高いため、ほとんどのInsiderはこのチャネルに参加することを推奨しているという。ただしこれまでのDevチャネルのInsiderはCanaryに移行されるため、再インストールが必要となる。

 Betaチャネル(22000番台)、およびRelease Previewチャネルの変更はない。