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東プレ、静音スイッチ採用/APC機能強化のゲーミングキーボード「REALFORCE GX1」

REALFORCE GX1

 東プレ株式会社は、静電容量無接点方式の静音スイッチを採用した有線ゲーミングキーボード「REALFORCE GX1」を発売した。キーレイアウトはテンキーレスのみで、配列は日本語と英語の2種類を用意。キー荷重は30gまたは45gが選択できる。価格はともに3万3,000円。

 REALFORCE GX1は、物理的な接点を持たない静電容量無接点方式スイッチを採用したゲーミングキーボード。1億回以上の高い打鍵耐久性、指への負荷が少ないソフトなキータッチ、高速で安定したキーレスポンスなどを特徴とする。REALFORCEシリーズのゲーミングキーボードとしては、2016年(テンキーレスモデルは2018年)発売の「REALFORCE RGB」に続く製品となる。

 シリーズ初の機能として新たに「Dual-APC」を搭載。作動点(アクチュエーションポイント)を0.8/1.5/2.2/3mmの4段階で変えられる「APC(Actuation Point Changer)」機能に加えて、「Dynamic Mode」が使えるようになったもので、専用アプリを通じてキーごとに個別に設定も行なえる。

通常モード(左)とDynamic Mode(右)における作動点のイメージ。Dynamic Modeではストロークにあわせて作動点が変化する

 通常のモードでは、作動点を超えるとキー入力がオンとなり、その作動点より浅い位置に戻るまでオンの状態が継続する。一方Dynamic Modeでは、キー入力がオンとなった後、ストロークの深さに応じて作動点が段階的に変化する。これにより、オンからオフへ素早く切り替わるだけでなく、デフォルトの作動点まで戻らなくてもキーの再入力が行なえるため、高速な操作や連打に適したモードだとしている。

 また、スイッチは1,677万色のRGB LEDバックライト対応で、加えて静音仕様のものを採用。ロングキーへのグリス処理も行なっており、騒音を低減した。軸受け部分はCherry MX互換の十字タイプとなっており、市販のキーキャップも装着できる。

日本語配列
英語配列

 筐体は、従来の樹脂製からスチールフレームへと変更し、堅牢性と安定感を高めている。デザインも刷新しており、表面にはパウダーコーティングを施し、肌触りがよく、サビにも強いという。フローティングデザインにより、掃除やメンテナンスもしやすいとしている。

 ポーリングレートは1,000Hzで、Nキーロールオーバーやほぼすべてのキーの割り当て変更やマクロにも対応。キーキャップは2色成形のABS製となる。

 本体サイズは365×143.1×38.2mm、重量は1.3kg。接続はUSBで、ケーブル長は1.6m。

手前側
背面
側面。ステップスカルプチャ構造を採用している
背面

ジェルリストレストやキースペーサーも登場

REALFORCE Gel Wrist Rest TKL

 また、医療用マットにも使われるジェル素材「ジェルトロン」を採用した「REALFORCE Gel Wrist Rest TKL」も同日発売。価格は7,920円。

 ジェルトロンにより、手首にかかる圧力を吸収でき、ゲームプレイ中も血管を圧迫することなく血流を保つ。通気性に優れる点も特徴。

 本体サイズは380×95×15mm、重量は210g。

キーボードとの使用例
REALFORCE GX1 Key Spacer Set(日本語配列用)

 そのほか、オプション製品として「REALFORCE GX1 Key Spacer Set」も近日発売予定。2mm厚と3mm厚の2種類を同梱しており、価格は各キー配列用ともに2,090円。

 キーボード内部に装着できる一体型キースペーサー。キーストロークをより浅く変えられるもので、一般的なショートストロークやロープロファイルキーボードなどに近いストロークを実現できるという。