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Windows 11の検索ボックスから新しいBingにアクセス可能に

新しいBingを実装したスタートメニューの検索ボックス

 米Microsoftは2月28日(現地時間)、Windows Updateプレビュー版のパッチ「KB5022913」を配信開始し、大きな機能アップデートを行なった。これらは3月の月例セキュリティ更新プログラムで正式実装される。なお、一部アプリの更新はMicrosoft Store経由で行なわれる。

 最大のトピックは、検索ボックスに直接新しいAIを使ったBingを実装した点。これにより従来のBingではアクセスできなかったような情報やリソースにアクセスできるようになる。検索結果はそのままメニューに表示されるが、チャットでその結果を参照する際は、Edgeが開くようになっている。利用にはBingのプレビューに参加している必要がある。

 Windows Insiderに参加しているユーザーに対し、「スマホ連携(Phone Link)」アプリのプレビュー版を配信。新たにiOSとのリンクが可能になり、Windows 11 PCで作業に集中していても重要な通話やテキストメッセージを見逃さずに済む。

iOSと連携可能になったスマホ連携

 Samsung製スマートフォンとの連携を強化し、PCのWi-Fiネットワークリストから1回クリックするだけで、スマートフォン側のホットスポットを有効化してテザリングできるようになった。加えて、Samsungスマートフォン側で最近閲覧しているWebサイトをPCに転送してブラウジングを再開できる機能を搭載する。

 さらに、これまで「Galaxy Book Pro 2 360」や「ThinkPad X13s」で使え、Web会議で使える視線補正や背景ぼかしといった機能を搭載した「Windows Studio」の対象デバイスを広げ、Acer、ASUS、Dell、HP、LenovoなどがCESで発表したVPU搭載デバイスで利用可能になるという。

Windows Studio

 このほか、タスクバーから利用できるチャット機能とTeamsとの統合、Quick Assistアプリの改善、タッチ操作の改善、Snipping Toolの画面録画機能、タブ機能を実装したメモ帳、点字ディスプレイの対応などが行なわれる。

タッチ操作の改善
メモ帳のタブ機能
Teamsとチャットの統合
Snipping Toolの画面録画機能