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Twitter、サードパーティ製アプリの禁止を規約で明示

  • 宇都宮 充

2023年1月20日 14:46

　Twitterの開発者向け利用規約が1月19日(米国時間)付けで改定され、サードパーティ製アプリの開発を禁止するといった旨が明示された。なお、今回の変更について、同社から正式な発表は開発者に対して現時点で出されていない模様。

　新たな規約では、「ライセンス素材の利用に関する制限」の「リバースエンジニアリングとその他の制限」内の規定において、「ライセンス素材(Twitter API、コンテンツ、マークなど)を使用し、Twitterアプリケーションを代替する、もしくはそれに類似するサービスや製品を製作する/しようとすること」という項目(cが該当)が記載された。

　本件に関して、同社からの正式な声明は現時点で確認できていないが、開発者向けの情報を提供しているTwitter Devアカウント(@TwitterDev)は18日、同社は長年にわたってAPIルールを施行しており、それにより一部のアプリが動作しなくなる可能性があるといった旨のツイートを行なっていた。

　サードパーティ製アプリについては、13日頃から複数のクライアントアプリにおいて、Twitter APIにアクセスできず正常に通信が行なえない不具合が続いていた。一部の開発者からは、Twitterに不具合に関する問い合わせを行なっているが、数日経っても説明や回答が得られていないといった声もあがっていた。

　今回の規約変更を受け、一部サードパーティアプリの開発元では、一時的にストアからアプリを取り下げたり、開発の一時終了を告知するなど、対応が行なわれている。