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Google Chrome、最大10GB削減できる省メモリモードと省エネモードを実装へ

省メモリモード

 Googleは8日、Webブラウザ「Chrome」のデスクトップ版に、最大で40%/10GB分のメモリを削減できる省メモリモード(Memory Saver modes)と、バッテリ消費を抑えられる省エネルギーモード(Energy Saver modes)を実装することを発表した。今後数週間のうちにWindows、macOS、ChromeOS版で幅広く利用できるようになる見込み。

 Chromeは当初より速度重視で設計されてきたが、「パフォーマンスは高速なブラウジング体験だけではない」とし、新たに2つのモードを実装する。

 省メモリモードでは、現在アクティブなWebサイトのスムーズな表示を可能な限り維持しつつ、使用されていないタブのメモリを解放する。これはビデオ編集やゲームのプレイといった、ほかに負荷が高いアプリケーションが実行されている場合に有効としている。非アクティブのタブは必要時に再読み込みされる。

 省エネルギーモードでは、デバイスのバッテリレベルが20%まで低下すると、バックグラウンドの動作を制限し、アニメやビデオを含むWebサイトの視覚効果を制限することでバッテリを節約することができる。

 いずれのモードもカスタマイズが可能で、例えば重要なWebサイトを省メモリ対象外にするといったことが可能。いずれも3点ドットのメニューからアクセスできるとしている。

省エネルギーモード