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Google ChromeのサードパーティーCookie廃止が2024年後半に延期

 Googleは27日(現地時間)、Google ChromeにおけるサードパーティーCookieの廃止時期を2024年後半より順次行なうと発表した。2021年の発表では2023年までに段階的に廃止するとしていた。

 同社は、Cookieやそのほかの形式のクロスサイト追跡に代わるプライバシー保護技術として、プライバシーサンドボックスAPIを考案し、そのAPIの試用版をリリースした。W3Cなどのフォーラムを通して、開発者、パブリッシャー、マーケティング担当、規制当局の意見に基づき、設計提案を改善してきた。

 その中で最も多かった要望が、新しいプライバシーサンドボックスのテストにおいて、もっと多くの時間を要するということであった。そのためGoogleはこのテスト期間を延長することを決定した。

 プライバシーサンドボックスのAPIは2023年第3四半期までにリリースされ、Chromeで一般提供される予定。その後2024年の後半に、ChromeにおいてサードパーティーCookieを段階的に廃止する予定としている。