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東大、「メタバース工学部」設立。DX人材育成に向けてさまざまな人に学ぶ機会を提供

 東京大学大学院工学系研究科および工学部は21日、デジタル技術を駆使した工学分野における教育の場として「メタバース工学部」を設立すると発表した。

 近年、急速な技術発展や働き方の多様化による産業構造の変化などにより、最新の工学や情報学を修得したいという需要が高まる一方、データやテクノロジーを活用した未来社会を構想するDX人材が不足している。今回新設するメタバース工学部では、こういった状況に対し、工学や情報の学びの機会や工学キャリアに関する情報をさまざまな人に提供するとともに、DX人材育成のダイバーシティ推進の加速を目指すとしている。

 具体的には、中高生や工学部生に向けて情報を提供する「工学キャリア総合情報サイト」、中高生やその保護者に向け、産業界と大学の連携による工学教育プログラムを提供し、工学や情報の魅力を早期から伝える「ジュニア工学教育プログラム」、社会人や学生に向け、人工知能や起業家教育、次世代通信などの教育プログラムをオンラインで提供し、学び直しを支援する「リスキリング工学教育プログラム」などを展開する。