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Meta、連邦取引委によるVRスタジオ買収阻止に反論。独禁法絡み

 Metaは米国時間27日、同社によるVRコンテンツスタジオ「Within」買収について、米連邦取引委員会(FTC)から独占禁止法違反として買収を阻止する訴訟を提起されたと発表するとともに、「事実と法執行に誤りがある」と反論した。

 Withinは、Metaのヘッドセット「Quest」向けのVRフィットネスアプリ「Supernatural」を開発しているスタジオ。FTCは、MetaがすでにフィットネスVR音楽ゲーム「Beat Saber」の開発元であるBeat Gamesを買収していることを挙げ、SupernaturalとBeat Saberが同じ「VRフィットネスアプリ」であると指摘。

 これら2社をMetaが買収することで「将来のイノベーションと競争上の競争を弱めることになる」とコメントしており、SupernaturalとBeatSabreの両者が多くのシェアを持っており、競争圧力が買収によって失われることになると問題視した。

 これらのFTCの見解に対しMetaは、「Beat SabreとSupernaturalは根本的に異なる製品であり、ユーザーベース、ユースケース、競争力が異なる」と反論したほか、FTCの行為は、買収によって競争が大幅に減少することを証明しなければならないと言う米国法律に準拠していないと糾弾している。