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WD、キオクシアの異物混入事故を受けフラッシュ製品を値上げ

 Western Digital(WD)の顧客部門・エグゼクティブバイスプレジデントであるJerald Kagele氏が14日に同社の顧客に宛てたメールによると、WDは即日よりフラッシュ製品の値上げを行なうという。

 キオクシア株式会社は10日に、半導体工場で異物混入した事故を報告した。具体的には、3D NANDフラッシュ「BiCS FLASH」の特定生産工程において不純物を含む部材が発見されたもの。

 パートナーであるWDは、少なくとも約6.5EB(エクサバイト、65億GBまたは650万TB)のフラッシュメモリに影響が出ていると見積もっている。このため、短期間で製造コストが著しく上昇し、WDはフラッシュメモリの値上げを発表した格好。長期的な影響については現在見積もっている。