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日本HP、低価格な新ゲーミングPCブランド「Victus」
2021年9月9日 17:53
株式会社日本HPは、ゲーミングブランド「Victus」を新たに立ち上げ、AMD搭載3モデル、Intel搭載2モデルを年内に発売すると発表した。
VictusはOMENのDNAをベースに、カジュアルからメインストリームのプレイヤーが手軽にゲーム体験ができることを目指した。Victusの登場に伴い、これまでエントリー向けを担ってきた「Pavilion Gaming」ブランドは消滅する。第1弾は16.1型ノート5モデルとなる。
同時に発表となったOMENシリーズと同様「OMEN OASIS」ユーティリティが利用可能。また、5つのエアフローと4本のヒートパイプデザインにより放熱性を高めたとしている。本体色はセラミックホワイトで、バックライト付きキーボードを備える。
AMDモデル
AMDモデルの直販価格は13万2,000円から。下位の「16-e0165AX」は、CPUにRyzen 5 5600H、メモリ8GB、GPUにGeForce GTX 1650を搭載。
中位の「16-e0166AX」は、CPUにRyzen 5 5600H、メモリ16GB、GPUにGeForce RTX 3050を搭載。
上位の「16-e0167AX」は、CPUにRyzen 7 5800H、メモリ16GB、GPUにGeForce RTX 3060を搭載。
いずれもストレージは512GBのNVMe SSD、ディスプレイは1,920×1,080ドット表示/144Hz駆動対応の16.1型、OSはWindows 10 Home。
インターフェイスは、USB 3.0×4(うち1基はType-C)、Mini DisplayPort、HDMI(GeForce GTXモデルは2.0、RTXモデルは2.1)、Gigabit Ethernet、SDカードスロット、約92万画素Webカメラ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、音声入出力などを備える。
バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は最大8.5時間。本体サイズは約370×260×23.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量はGTXモデルが約2.46kg、RTXモデルが約2.48kg。
Intelモデル
Intelモデルの直販価格は16万5,000円から。下位の「16-d0135TX」は、CPUにCore i5-11440H、GPUにGeForce RTX 3050を搭載。
上位の「16-d0230TX」は、CPUにCore i7-11800H、GPUにGeForce RTX 3050 Tiを搭載。
いずれもメモリは16GB、ストレージは512GB SSD、ディスプレイは1,920×1,080ドット表示/144Hz駆動対応の16.1型、OSはWindows 10 Home。
インターフェイスは、USB 3.0×4(うち1基はType-C)、Mini DisplayPort、HDMI 2.1、Gigabit Ethernet、SDカードスロット、約92万画素Webカメラ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、音声入出力などを備える。
バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は最大5.5時間。本体サイズは約370×260×23.5mm(同)、重量は約2.48kg。
ゲーミング向けPC市場の拡大に向けさまざまな施策も
9月9日に行なわれた発表会では、ゲーミングPCに対する日本HPの取り組みが紹介された。新型コロナウイルスの影響によりゲーム市場が拡大し、ゲーム人口が増加している傾向にあるものの、日本市場に限ってみるとコンソールゲーム機がメインとなっており、PCゲーミングはそこまで受け入れられていない課題が挙げられた。特に、ゲームに詳しくてもPCハードウェアに対して詳しくないというユーザーが、他国と比較すると顕著であるという。
その一方でPCでは、より高画質で快適にプレイできるだけでなく、ゲーミングノートでは持ち運んで遊べる、ほかの人とゲームに関する話題を共有してコミュニケーションできるといった利点があり、日本HPでは今後これを訴求していきたいとする。
その中で、OMEN Gaming Hubといったソフトウェアの強化や、Victusといった新ブランドの立ち上げに加え、「FAV gaming」へのスポンサー提供、貴島明日香さんの起用、Twitter上での活動などを通して、さらに市場を盛り上げていきたいという考えを示した。
