ニュース
AMD、GeForce GTX 1060からの乗り換えを狙った「Radeon RX 6600 XT」
2021年7月30日 12:30
米AMDは29日(現地時間)、1080pゲーミングに最適と謳うミドルレンジGPU「Radeon RX 6600 XT」を発表した。8月10日より発売し、推奨小売価格は379ドル。
上位のRadeon RX 6700 XTは1440pゲーミング向けだが、世界で2020年に出荷されたゲーミングディスプレイのうち3分の2が1080p(フルHD)であることを踏まえ、Radeon RX 6600 XTでは、1080pで高リフレッシュレートの性能を引き出せるバランスとした。
また、Steamプラットフォームにおいて、依然としてGeForce GTX 1060がもっともシェアが高い現状、その1060からアップグレードすることで、主要なゲームで2.2から2.5倍の性能向上が図れるとする。旧モデルのRadeon RX 5700と比較しても1.4~1.7倍高い性能で、GeForce RTX 3060より高速だとしている。
さらに、GeForce RTX 3060のRisizable BARを有効にした状態よりも、Smart Access Memoryの方がよりフレームレートを向上でき、独自技術「Radeon Boost」、「Radeon Anti-Lag」、「FidelityFX Super Resolution」などでさらに性能向上できることなどが謳われている。
主な仕様は、CU数が32基、ゲームクロックが2,359MHz、Infinity Cacheが32MB、メモリが8GB GDDR6、電源が160W(PCI Express 8ピン×1)。
搭載システムはAcer、Dell/Alienware、HP/OMENのほか、ノートPC向けではMSIとASUS、HPのOMEN、およびLenovoのLegionからリリースされる予定。ビデオカードはASRock、ASUS、BIOSTAR、GIGABYTE、MSI、PowerColor、Sapphire、XFX、Yestonなどからリリースされる。