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Intel、65W動作のデスクトップ版Tiger Lake「Core i9-11900KB」を追加

 Intelは、10nmプロセスの第11世代Core(Tiger Lake)から、デスクトップ向けSKUとして「Core i9-11900KB」を追加した。ソケットはFCBGA1787で、モバイル向けゲーミングプロセッサのCore i9-11900Hなどと同等となる。

 Core i9-11900KBは、14nmプロセスのデスクトップ向け第11世代Core(Rocket Lake)と同じTDP 65WのCPUで、ベース3.3GHz、Turbo Boost時4.9GHzで駆動。Turbo Boostの上限を超えるThermal Velocity Boostをサポートしており、Rocket LakeのCore i9-11900よりも100MHz高い5.3GHzで動作する。現時点での採用製品は不明。

Core i9-11900KBCore i9-11980HKCore i9-11900
種類デスクトップモバイルデスクトップ
コードネームTiger LakeTiger LakeRocket Lake
ソケットFCBGA1787FCBGA1787FCLGA1200
プロセス10nm10nm14nm
コア数/スレッド数8/168/168/16
ベースクロック3.3GHz-2.5GHz
Turbo Boostクロック4.9GHz5GHz5.2GHz
Thermal Velocity Boost5.3GHz-5.2GHz
キャッシュ24MB24MB16MB
TDP65W65W
(Configurable TDP-up)
65W

 なお、以下の記事にある通り、末尾に「B」の付くプロセッサは第8世代Core(Coffee Lake)の時にも追加されており、Core i7-8700Bなどがそれに該当する。今回も大型ノートPCや一体型PC向けの利用を想定したものと思われる。

 このほか、i9以外にも、Core i7-11700B、Core i5-11500Bが追加されている。