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Internet Explorer 11のサポートが2022年6月で終了

 Microsoftは、Windows 10に搭載されているレガシーWebブラウザ「Internet Explorer 11」(IE11)のサポートを2022年6月16日(日本時間)に終了すると発表した。今後は新しいWebブラウザである「Microsoft Edge」への移行を進める。

 同社はMicrosoft 365およびほかアプリでのIEサポートを8月17日に終了させる。そして来年6月16日にIE11デスクトップアプリの提供を終了するとしている。具体的には、2022年6月16日になっても、iexplore.exeは削除されないものの、アクセスしようとするとIE11は起動せずEdgeにリダイレクトされる。

 Edgeにはさまざまな最新の機能を備えているほか、「IEモード」と呼ばれるIE11と同じMSHTML(Trident)エンジンを利用した互換モードを備えているため、互換性を必要とするユーザーにはそちらの利用を推奨している。MSHTMLエンジンのサポートは2029年頃にサポート終了を予定しており、終了日の1年前に改めて発表がなされる予定。

 Edgeには、複数タブを開いている際に使わないタブのリソースを開放する「スリーピング タブ」、フィッシング攻撃を防御できる「Microsoft Defender SmartScreen」、ダークウェブをスキャンして個人情報漏洩を検知する「パスワード モニター」など、利便性や安全性を向上させるための機能が搭載されているほか、IE11モードで互換性も維持している。

 法人や開発者向けには、WebアプリケーションをEdgeに移行させるためのガイドや、移行のためのサポートを提供していくとしている。