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NVIDIA、1枚の画像から3Dモデルを生成できる技術。デモ動画で「ナイト2000」も

ナイト2000を生成した例

 米NVIDIAは16日(現地時間)、2D画像から3Dモデルを推測/生成するGANverse3Dを開発した。

 同社のAI Research Labが開発したもので、ディープラーニングを活用して2Dの画像から3Dのモデルを起こせる技術。クリエイターがモックアップなどを作るさいに、予算や知識がない場合でも簡単にオブジェクトを用意できるという。

 研究チームでは、1つのオブジェクトを複数の視点から捉えた画像をGAN(Generative Adversarial Network、敵対的生成ネットワーク)で生成し、3D形状に依存しない学習用データセットとして利用。1枚の画像をもとに3Dメッシュモデルの推測が可能となった。OmniverseやPhysXと連携し、カスタムしたりやアニメーションさせることもできる。

 デモ動画では、本技術を利用してさまざまな車や動物の3Dモデルを生成しているほか、映画「ナイトライダー」に登場する車「ナイト2000」を生成し、走らせる様子も収められている。

車の写真から3Dモデルを生成する様子
GANverse3D: Knight Rider KITT Re-created with AI by NVIDIA (Full Version)